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□【ミサイル発射】ベールを脱いだ北の技術力 [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2167343/detail?rd
【ミサイル発射】ベールを脱いだ北の技術力
北朝鮮が5日に発射した7発のミサイルのうち、問題の焦点となってきた「テポドン2号ミサイル」は発射から40秒後に東海(日本海)上に墜落した。
これは北朝鮮のミサイル発射が失敗したことを意味する。北朝鮮は1998年にテポドン1号を発射して以来、8年間にわたり射程距離を伸ばすためのエンジン燃焼実験を行ってきたが、結局は技術力の限界に直面していることが分かった。
米国の政府や専門家らは「北朝鮮のミサイル能力があらわになった」と評価した。米ホワイトハウスのスティーブン・ハドリー国家安全保障担当補佐官は「北朝鮮のミサイル発射は挑発行為だが、米国にとって即脅威とはならない」と語った。「発射から40秒後に落ちたミサイル」では米国領土に対する脅威とはならないという意味だ。
ハドリー補佐官は北朝鮮のミサイル発射によって分かったことは「スカッドとノドンミサイルを発射できるということであり、これは驚くべきことではなく、テポドンは明らかに失敗に終わっている」とし、「北朝鮮の能力を把握する機会となった」と語った。
米国MIT(マサチューセッツ工科大学)の安全保障問題専門家ジム・ウォルシュr氏はCNNとのインタビューで「(長距離ミサイルの発射は非常に高度な技術であり、北朝鮮がこれを確立できなかったのは確か」とし、「多くの専門家は北朝鮮がこれを確立するのは10年後でも難しいとみている」と話した。
ミサイル専門家の延世大の崔圭弘(イ・ギュホン)教授も「本来、1段で少なくとも12分は燃焼を持続させなければならず、40秒で爆発したということは技術的完成度が低いことを意味する」と話した。
ミサイル能力に対する評価が下がったことで、北朝鮮は少なくとも米国に対するミサイルカードの効力を失うことになった。北朝鮮にとっては大きな打撃だろう。これはまた北朝鮮ミサイルの価値下落を意味し、北朝鮮軍部にかなりの心理的衝撃を与えるものと予想される。
国防研究院の白承周(ペク・スンジュ)北朝鮮研究室長は「北朝鮮は核兵器配備の完成とミサイル輸出という点から、ミサイル技術を誇示する必要があり、北朝鮮の体制維持の面から、ミサイル発射成功は重要な課題」とし、「そのため北朝鮮がミサイル技術の開発を放棄することは決してなく、むしろ開発に拍車をかけるだろう」と話した。
一方で、今回北朝鮮が試験発射が失敗したことだけを見て、ミサイル問題を論じるべきではないとの見方も少なくない。
米国モントレー研究所のシン・ソンテク研究員は「意図的に失敗させた可能性もある」と話した。1998年のテポドン1号発射の際にすでに2段ロケット分離まで成功していることを考えても、8年の技術開発を経たにもかかわらず1段目の分離に失敗したという状況には疑問が残るということだ。
シン研究員は「たとえ北朝鮮がテポドン2号の発射に失敗したとしても、北朝鮮のミサイル技術を過小評価すべきでない」と話した。
翰林国際大学院のパク・ヨンオク教授は「政府は発射されたテポドン2号が失敗したと判断しているが、実際には北朝鮮が限定的な実験を行ったため東海に落ちたものである可能性もある」と話した。
パク教授は「重要なのは北朝鮮が弾頭と運搬手段であるミサイルの両方を備えた形で実験をしたことであり、この事実を見過ごすべきではない」と話した。
キム・ミンチョル記者
朝鮮日報
【特集】北朝鮮核問題
http://japanese.chosun.com/site/data/category/nkatom/nkatom-0.html
2006年07月06日10時03分