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□<北朝鮮ミサイル>中国の影響力低下? 深刻に受け止め [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060705-00000104-mai-int
<北朝鮮ミサイル>中国の影響力低下? 深刻に受け止め
【北京・飯田和郎】北朝鮮がテポドン2号を発射したことで、中国に対して北朝鮮への影響力行使を求めてきた米国の対中圧力が今後、強まりそうだ。北朝鮮問題をめぐりこの半年間、中国が展開してきた首脳外交の成果が傷つくことにもなりかねず、中国当局は事態を深刻に受け止めている。
「北朝鮮に『この(テポドン2号発射)問題で、非常に大きな関心を持っている』と伝えてきた。このようなことになって遺憾だ」
中国共産党の李軍・対外連絡部第2局長は5日、民主党の小沢一郎代表にこう語った。北朝鮮と太いパイプを持つ李・第2局長の発言は、中国の強い失望感を示している。
胡錦濤国家主席は4月、ワシントンでブッシュ大統領と会談した際、イランの核問題とともに、北朝鮮の核問題の重要性を改めて指摘し、大統領に柔軟な対応を求めた。
中国は1月、訪中した北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記を経済先進地・広東省に案内した。金総書記帰国後、北朝鮮高官が次々と同じコースを視察するなど、北朝鮮への「指導」が効果を発揮し始めたと評価していた。
中国には北朝鮮の経済的自立こそが、地域の安定につながり、北朝鮮に対する日米両国の評価の変化につながるとの読みがあった。
しかし、テポドン2号発射を阻止できなかったため、今後、中国の北朝鮮への影響力低下を指摘する声が米国などから噴出する可能性がある。
ただ、北朝鮮への強硬姿勢は北朝鮮を追い込む恐れもあるだけに、中国は慎重な対応を迫られる。回良玉副首相が10〜15日、「中朝友好協力相互援助条約」締結45周年記念行事参加のため、訪朝する予定で、北朝鮮当局に対して硬軟両面の働きかけをするとみられる。
(毎日新聞) - 7月5日19時21分更新