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□「イスラエル攻撃に参加せよ」 レバノンのベリ国会議長が呼び掛け [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2255884/detail
「イスラエル攻撃に参加せよ」 レバノンのベリ国会議長が呼び掛け
【アルジャジーラ特約28日】レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラへの攻撃を継続するイスラエル軍は28日、レバノン南部にある同シーア派アマル運動の拠点を砲撃した。イスラエル軍のアマル運動への攻撃は、2週間前の”開戦”後、初めて。
これに対しアマル運動を率いるナビハ・ベリ国民議会議長は同日、アルジャジーラの取材に応じ、アマル運動がヒズボラの対イスラエル攻撃に参加するとの考えを明らかにするとともに、アラブ諸国もヒズボラ支持を打ち出し、イスラエル攻撃に加わるよう呼び掛けた。
同議長はさらに、「アラブ諸国はレバノンを襲っている火事を指をくわえて眺めているのか。米国はイスラエルに影響力を行使し、中東地域の全紛争を解決させねばならない。ただ眺めているだけでは問題は解決しない。行動が必要だ」とも強調した。
また今回のヒズボラ攻撃について同議長は「イスラエルはヒズボラではなく、レバノン全体を相手に戦っている。アラブ諸国がこの戦いに加わるのは当然だ」と指摘した。
このほか同議長は、今回の事態に関してアラブ諸国首脳会議がいまだに招集されていないことに疑問を呈するとともに、「イスラエルによるこのレバノンおよびパレスチナ侵攻で首脳会議が開催されないとしたら、一体どうなっているのか」と述べ、アラブ諸国の対応の緩慢さに怒りをあらわにした。
一方、ベリ議長は今回の事態の発端となったヒズボラによるイスラエル兵士拉致事件について、「これはレバノンに対する陰謀である。イスラエルは2000年にヒズボラに敗れて、南部から撤退した。今回はそれへの仕返しなのだ」との見方を示した。
今月12日から始まったヒズボラとイスラエルとの武力対立で一般市民を中心にレバノン側に450人を超える死者が出ている。イスラエル側の死者は51人に達している。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年07月29日12時09分