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2006年07月28日23時25分
ベイルートの国連当局者は28日、国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の要員約2000人のうち非武装の停戦監視要員50人を、レバノン・イスラエル国境から退避させると発表した。イスラエル軍の空爆では4人の要員が死亡しており、安全確保ができないためとみられる。AP通信が報じた。イスラエル軍は28日もレバノンへの激しい空爆を続けている。
同通信によると、非武装要員はレバノンとイスラエルの国境沿いの監視ポスト4カ所に配置されており、このうち2カ所からはすでに退避していた。今後は自衛のために軽武装しているUNIFIL部隊とともに行動させる方針。UNIFILの広報担当者は「非武装の要員を守るための措置だ」としている。
また、同通信によると、イスラエル軍はレバノン南部、東部を中心に27日から28日にかけて130カ所を攻撃。ロイター通信によると、南部ナバティエやティールへの攻撃で13人が死亡した。イスラエル軍は27日、イスラエル国境から10キロ以内の地帯に住むレバノン南部の住民に北方へ避難するよう警告した。
一方、ヒズボラは28日、従来のロケット弾より射程が長い新型ロケット「ハイバル1」を発射したと発表した。イスラエル側によると、これまでロケット攻撃の南端とされたイスラエル北部の都市ハイファより南のアフラ付近に着弾した。人的被害は出ていない。このほか、イスラエル放送によると計70発が北部のティベリアスなどに着弾、負傷者が出ている。
一方、イスラエル軍は侵攻して攻撃を加えていたパレスチナ自治区ガザ北部から28日、撤退した。26、27両日の掃討作戦でイスラム過激派武装集団、パレスチナ市民計29人が死亡した。
http://www.asahi.com/international/update/0728/022.html