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□年内の米軍大幅削減は望めず [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060728/1154074242
2006年7月28日(金)
年内の米軍大幅削減は望めず 2006/07/28
ブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相との会談は、マリキ訪米前から指摘されていたように、バグダッドへの米軍兵力を増やすということで合意した。といっても、バグダッドでおこなわれている住民虐殺が主としてシーア派至上主義の民兵(多くは警察ほかの治安部隊メンバーでもある)によっておこなわれている現実をあいまいにしているため、これが治安対策になると期待する住民は少ない。
この兵力増派の実施計画について、米軍の準機関紙である『スターズ・アンド・ストライプス』は7月28日付で、米国内の兵力2万5000人が既にイラク派遣準備をしており、さらに戦闘部隊である第172ストライカー旅団の3500人が最大で120日の任務延長になると報道した。
同紙によると、この任務延長は米国がイラクの治安任務に関与し続ける意志を反映するものだという。第172ストライカー旅団は現在モスルに派遣されて10ヶ月になる。
さらに、この3500人の兵力の任務延長について、同じく7月28日付の米紙ロサンゼルス・タイムスは、年内にイラク駐留米軍が大幅に削減される見込みがなくなったようだ、と報じた。
イラク駐留米軍トップのケーシー大将は、9月までに戦闘旅団の数を14から12に減らすと1ヶ月前に提案したが、今ではペンタゴンの幹部のあいだに、兵力削減問題を口にすることに神経をとがらせる雰囲気があるという。
ロサンゼルス・タイムスによれば、上述の第172ストライカー旅団が現在のモスルからバグダッドで移動されるようだという。国防総省の高官は、これによってモスルやキルクークのような都市で米軍が手薄になり、攻撃を受けやすい状況になるのではないかという危惧している。
作成者 山本史郎 :2006年7月28日(金) 17:10 [ コメント : 0]