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ブレア首相の後継者がトライデント更新を表明 [反核・平和]
きょうの「しんぶん赤旗」に(註),ブレア首相の後継者と目されているブラウン財務相が,イギリスの核戦力を保持し続けることを表明したことが報道されています.
英の独自核戦力堅持
ブレア首相後継者 反核団体が反発
(http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-23/2006062307_03_0.html)
「英の独自核戦力」とは,このブログで何度も取り上げている,イギリスのトライデント核ミサイル原潜のことです.現行システムが2024年までに退役となるため,労働党政権がこれを更新することを表明したわけです.
同紙によるとこれには5兆3千億円もの費用を必要とします.したがって,この「大量破壊兵器新造計画」は同国内で大きな論争を引き起こすことは間違いなく,この機をとらえてイギリスを非核化しようというのが,「ファスレーン365」(http://www.faslane365.org/)プロジェクトです.イギリスの核兵器は,4隻のトライデント原潜に積まれた積まれたミサイルがすべてで,これはすべてスコットランドのファスレーン基地を母港としています.そこでこの基地を,世界中の市民の協力で1年365日,1日24時間,切れ目なく封鎖し続け,政治的論争の中心に持ち出そうというものです.
英国の平和運動家レベッカ・ジョンソンさんは,原潜更新の決定をしなければならない英国は核兵器国の鎖の「『最も弱い環』であり,もし私たちが,草の根の動員と配備の物理的現場における機能麻痺をもって,可能な最大限の圧力を協力して加えるならば,この弱い環を断ち切ることが出来る」と述べています(手紙全文 ― http://www003.upp.so-net.ne.jp/maytime/F365/rebecca.html).弾頭数こそ全体からすれば僅かかも知れませんが,「大英帝国」が非核化されることの政治的意味は巨大だと思います.
今年10月にスタートするこのプロジェクトに,日本からも少なくとも複数のチームを送りたいものです.11日の記事に書きましたように,「ファスレーン365」では現在,個人と団体の賛同を募っています.これは実際に参加するかどうかとは別です.原水協と原水禁に団体賛同を依頼したところ,原水禁からは賛同の約束が得られ,原水協も検討してくれています.両団体には,単に賛同だけでなく是非とも実際に派遣されることを私は強く希望します.もちろんそう言う私自身も,何かしなければ,と思っています.
さらに詳しい情報は,左上のトランペッターの写真(http://blog.so-net.ne.jp/pegasus/2006-06-11)をクリックして下さい.また「ゴイル湖運動家支援」(http://www003.upp.so-net.ne.jp/maytime/goilsupt.html)のサイトをご覧下さい.
日本からの出稼ぎは「九条の世界化」のための行動の一環です.スコットランド観光と組み合わせた核廃絶直接行動ツアーをやりましょう.ただし何人かはスコットランド留置場ツアーになりますが.
註 アサヒ・コムにも記事がありました.
英の次期首相候補、核ミサイル更新を示唆
2006年06月23日12時28分
http://www.asahi.com/international/update/0623/008.html