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(回答先: 彼らはテロリズムのイデオローグでありその『名付け親』なのだ。(イワショフ元ロシア陸軍参謀総長) 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 22 日 05:59:28)
(画像:アフガン戦争における資金の流れ)
勝共連合、CIA、そしてビン・ラディン
言い忘れました。ユルゲン・エルゼッサー氏の話の中にオサマ・ビン・ラディンが出てきました。彼はバルカン戦争との関係では「ビンラディンのケースは研究していないが,ビンラディンの右腕であるザワヒリについては研究しました」と述べていますが、当然、アフガニスタンでのCIAエージェントとしての働きについては十分に解っているでしょう。
拙稿から引用します。
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/837.html
世界勝共連合:犯罪の国際主義(レッ・ボルテール:全訳)
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【引用開始】
アフガニスタンでのソビエト勢力と戦うために、アメリカ保安委員会[15]はWACLのそれに関する部門に資金を提供した。ヘリティジ基金に本部を置く自由アフガニスタン委員会(Committee for a Free Afghanistan)である。この作戦は、マーガレット・サッチャー、およびMI6の長ニコラス・ベセル(Nicholas Bethell)卿の米国公式訪問を期に開始し、J.ミルノール・ロバーツ(J. Milnor Roberts)将軍がその指揮を取った。
この委員会は直接に『自由のための闘い』への軍事的援助に参加した。それはCIA長官ウイリアム・ケイジー(William Casey )[16]の決定によって実現し、オサマ・ビン・ラディン[17]によって運営された。公開されるビン・ラディン・グループのサウジ拠点での協力者であるアーメド・サラー・ジャムジョオン(Ahmed Salah Jamjoon)長老および一人の南イエメンの元首相が、WACLとこのサウジアラビア資本家の子弟とのつながりを作り上げたのだ。[18]
【中略:以下、脚注から】
[17]1983年にWACLはオサマ・ビン・ラディンの顔をシャツに印刷し次のような説明を添えた。『アフガニスタンの自由の戦士を支援せよ。彼はあなたのために戦う。』
[18] オサマ・ビン・ラディンはしたがってイスラム信者として紹介されたのではなく、対ソビエト戦に米国と共に参加するために、サウジアラビアの諜報機関の長官であるトゥルキ(Turki)王子によって選ばれた反共商売の人物として、であった。ビン・ラディンは当初は『自由の戦士』を必要とする諸機関の設立に専念し、その後それに合流する外国人のムジャヒデシンたちの補給を担当した。オサマ・ビン・ラディンは彼らの上でその権威を確立するためにその後にイスラム教徒に変身しただけである。
【引用終り】
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これもまたヴォルテール・ネット(当時はレッゾー・ヴォルテール、スペイン語版はレッ・ボルテール)で、著者はティエリ・メイサン自身です。
上の『世界勝共連合:犯罪の国際主義』で、元記事と写真映像のUrlがかわっていますので、変更後のものを挙げておきます。
(元記事Url:世界勝共連合:犯罪の国際主義)
http://www.voltairenet.org/article123397.html
(写真:「第4回世界勝共連合総会」)
http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/es-390-67.jpg
(画像:「1967年にWACLが創設された」)
http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/es-uno390-3.jpg
(画像:「軍事学校が反ゲリラの闘いを組織する」)
http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/es-cuatro390.jpg
(画像:「1973年の世界勝共連合メンバーの中の国家首脳」)*ボリビア、パラグアイ、アルゼンチンの首脳に混じって、蒋介石、パク・チョンヒ、フェルディナンド・マルコスがいる。
http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/es-tres390.jpg
(画像:図表「1982年の反ソビエト戦争の資金」)CIAのウイリアム・ケイズィーとサウジアラビア国王ファイサルから始まって、最後にオサマ・ビン・ラディンに行き着く。
http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/es-dos390.jpg
(写真「自由防衛のための秘密委員会メンバー、ハリー・アダーホウルトとジョン・シングロウブの両将軍」)
http://www.voltairenet.org/IMG/jpg/es-Aderholt-Singlaub.jpg
この記事はフランス語とスペイン語の他にロシア語版があるだけで、英語版が作られていないのが残念ですが(日本語版は私が作りましたが)、こういった本来なら国際常識とされるべきことが、早く一般的になるように、興味深い資料の翻訳作業を続けていきたいと思っています。