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(回答先: 空自の活動範囲拡大 額賀氏、イラク陸自撤退後―Yahoo!共同通信 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 6 月 20 日 22:28:05)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060620-00000025-maip-pol
◇イラク自衛隊 無事に帰ってきて…隊員の家族ら祈る
「準備は進んでいる。政府決定を淡々と見守る」。小泉純一郎首相の撤退表明を前に、自衛隊幹部は漏らした。陸上自衛隊がイラク南部サマワで活動を開始して2年半。この間、隊員らが直接襲撃される事件は起きなかった。今も派遣されている隊員の家族らは「最後まで無事に帰ってきてほしい」と祈った。【岸本悠、伊澤拓也、反田昌平、永井大介】
◇「粛々と進めるだけ」…防衛庁
「いつ政治判断が出ても大丈夫なように計画を練ってきた。後は粛々と進めるだけ」。東京・市ケ谷の防衛庁で、ある陸上自衛隊幹部は話した。現地では道路復旧などの活動を徐々に減らし、必要のない備品の整理などを進めているという。
◇お疲れ様と言ってあげたい…隊員の家族
現在派遣中の第10次復興支援群の陸上自衛隊第12旅団(群馬県榛東村)に所属する林哲久2佐(45)の妻洋子さんは「帰ってきたらお疲れさまと言ってあげたい」と話した。テロや事故のニュースが流れても、「大丈夫だろう」と思い込むことで過ごしてきたという。帰国したら無事を祈る黄色いダルマに、3人の息子と目を入れるつもりだ。
04年2月、先遣隊に続いて最初に派遣されたのは陸上自衛隊北部方面第三普通科連隊(北海道名寄市)が中心だった。警備小隊長を務め退官した門馬有道さん(57)は、派遣2カ月後に宿営地から約300メートルの位置に迫撃砲弾が撃ち込まれ、死への恐怖を感じたという。
撤退方針を伝えるテレビのニュースに妻邦子さん(55)は「もう、隊員が誰もイラクに行かなくてすむのね」とつぶやく。門馬さんは「自衛隊が海外派遣されるのは当たり前の社会になると思う。本当に派遣の必要があるのかを毎回慎重に検討することが必要」と改めて語った。
◇今はホッとした…派遣の予備要員
派遣の予備要員だった関東地方の30代の男性隊員は「命令があれば従ったが、今は命令が出ないまま終わって『良かった』と思う」とホッとした口ぶりで語った。
実際に派遣され帰国した隊員からは「攻撃を受けない限り、武器使用は許されない。仲間の誰かが殺されなければ、自分を守ることさえできない。そんな自衛隊とは何なんだ」との悩みを聞いた。帰国後、うつ病になった隊員がいるとのうわさも耳にした。
自ら派遣を希望したというこの男性隊員は「最後まで国民からの批判も強く『危険を冒してまでイラクに行って、何になったのだろう』と悩む隊員が多い」と仲間の胸の内を代弁した。
(毎日新聞) - 6月20日17時18分更新