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(回答先: 「ここはアメリカ、英語を話して」 反スペイン語感情強まる [ベリタ通信］ 投稿者 white 日時 2006 年 6 月 16 日 01:57:55)
ブッシュ政権は意図的に不法移民を促進している？（ブッシュ兄弟は結構スペイン語が達者なのだが･･･。）
ジェブ・ブッシュはキューバ人の多いフロリダ州知事だけあって、また若いころからベネズエラや中米諸国で地元のボスどもとつるんで利権あさりをやっていただけあって、スペイン語はペラペラです。ジョージ・Ｗ．にしても、先日ＴＶで見ていると結構器用にスペイン語でしゃべっています。英語より上手なんじゃないのかな（笑）。
ブッシュ政権になって、というか、ビセンテ・フォックスがメキシコの大統領になって以来、この二人が手を組んで、メキシコからの不法移民を見てみぬふりを続けて助長してきたフシがあります。このフォックスはメキシコ革命以来続いていた政教分離の大原則を破棄した（その裏にオプス・デイがいることはミエミエですが）「保守派カトリック」大統領で、米国で宗教政治を浸透させているブッシュとは気が合う（というか、両方とも大きなベルトコンベアーの上で同じ方向に行っている）わけです。
この不法移民は、どうもブッシュ政権の意図的な政策臭いですね。白人主義のJeff Renseあたりがこのメキシコ人不法移民を盛んに「不法エイリアン」と呼んで、ブッシュの無策を非難していますが、確かに、この増え方はあまりに不自然でしょう。
実は、不法移民は米国ばかりではなく、サパテロ政権になったこの２〜３年ほどで、アフリカからスペインにもぐりこむ不法移民が激増しています。彼らはスペイン経由で欧州諸国に散らばろうとしているのですが、アフリカに近いカナリア諸島には、この５月から６月にかけてなんか、毎日数十名から数百名のアフリカ人（ほとんどがモーリタニア経由の黒人）が、小さな船に乗って流れ着いてきました。モロッコ経由でも、スペイン領メリリャの鉄条網の壁を乗り越えて不法入国するアフリカ人が後を絶ちません。先日モーリタニアにスペイン政府の特使が向かって地元の経済の支援を約束して多少は収まっているのですが、アフリカ諸国が欧州に対して「人間爆弾」をぶつけて何らかの利益を引き出そうとしているようにも見えます。
ただ、米国の場合はどうもよくわかりません。意図的に「伝統的アメリカ」を破壊するつもりなのか、スペイン語しかしゃべれない（しゃべらない）メキシコの不法移民を垂流し式に入れ込んで、逆に、今まですっかり休眠していた白人中心の人種主語を燃え上がらせよう、というハラなのか･･･。
どっちにせよ、第２次大戦後以来続いてきた安定した米国社会を根底から揺るがす問題になっていることにはまちがいありません。
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