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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/06/14
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107385446?page=1#107385446
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/06/16 (金)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年6月14日付
◆バグダッドで米軍攻勢始まる、襲撃・捜索・拘束
◆バグダッドのあちこちで拘束・弾圧作戦が一斉に
◆数百人が拘束され、襲撃軒数は3000軒に
◆スンニ派宗教指導者が臨戦態勢のファトワ発令
−−バグダッドをシーア派民兵に明け渡すのを禁じる
◆ファルージャ: レジスタンス戦士が米軍司令部を攻撃
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□イラク・レジスタンス・レポート 6月14日 水曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Wednesday, 14 June 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0606/iraqiresistancereport_140606.htm
●バグダッド Baghdad
◆米軍攻勢始まる、スンニ派居住地で掃討作戦
US offensive gets underway in Baghdad, and sweeps Sunni districts
傀儡(かいらい)イラク軍と警察を従えた米占領軍は、前日に発表したよ
うに、14日夜明けに大規模な作戦に着手した−−イスラム・メモが14日
午前9時50分(メッカ時間)の速報で次のように伝えた。
クドス・プレスによると、約4万1000人の米軍と傀儡軍、傀儡警察な
らびに宗派至上主義の民兵が大規模な掃討作戦に参加した。クドス・プレス
は当局側広報担当者の話として、バグダッドでの攻勢は武装攻撃が多く発生
した地域に集中しており、それはアザミヤ地区やカラハ地区のような武装集
団がいつも活動しているとみられているところである。
イスラム・メモのバグダッド通信員は目撃者の話として、作戦はスンニ派
地域だけを狙ったもので、米軍とその同盟勢力が民家への襲撃と数十人の拘
束を開始した。
スンニ派モスクに行こうとしていた宗教関係者特有の短いディシュダシャ
を着たり長いヒゲを蓄えた人々が米軍等に拘束された。米軍とその同盟者の
部隊には、スンニ派住民への拷問と殺害で知られるバドル旅団のようなシー
ア派至上主義民兵多数が含まれていた。
1軒の家屋に2人以上の男性を米軍が発見すると、彼らは最も年齢の低い
者を残して、男たちのほとんどを拘束する。
イラク軍と傀儡警察、シーア派民兵は民家を急襲・捜索して盗みを働き、
金銭と貴重品だけでなく香水と衣服まで盗んでいるところが目撃された。
イスラム・メモは米軍と同盟しているシーア派至上主義者によって荒らさ
れたスンニ住民の家屋を写真に撮ることができた。写真は次のURLで見る
ことができる。
http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=114098
◆バグダッドのあちこちで拘束・弾圧作戦が一斉に
Campaign of arrests and repression carries on apace in Baghdad neighborhoods
イラク傀儡軍と警察、シーア派民兵を従えた米占領軍は大規模な急襲・捜
索作戦を次々に続けている−−イスラム・メモが14日午後1時10分の速
報で伝えた。
バグダッド南郊ドーラ地区にいるイスラム・メモ通信員は、14日昼過ぎ
の12時30分頃、米軍とその同盟者が同地区で40人以上のスンニ派住民
を拘束したと伝えた。拘束された者の年齢は18歳から50歳までである。
通信員のレポートによると、マハディヤ地区にあるモスクの導師が度重な
る襲撃・拘束は展開されていると語った。
西バグダッドのアミリヤ地区では、急襲・拘束作戦がムルキ・モスク近く
で続いているが、米軍に連行された人数はわかってない。
◆数百人が拘束され、襲撃軒数は3000軒に
Witnesses say hundreds arrested, puppet army reports say 3,000 homes raided
現地時間で14日午後7時頃、傀儡のイラク軍とイラク警察、シーア派民
兵を従えて各地でスンニ派住民の家屋3000軒以上を捜索した−−イスラ
ム・メモが14日午後8時20分の速報で伝えた。アミリヤ、ドーラ、アザ
ミヤ、シャブ、サリハ、ガザリヤ、ジハードその他のバグダッド各地が襲わ
れた。
イスラム・メモのバグダッド通信員は、匿名を求めたイラク軍関係者の話
として、米軍とその同盟者はイラク軍が知っているだけで192人を連行し
たとレポートした。
米軍と傀儡勢力による掃討作戦に遭遇した地域を歩いている途中で、イス
ラム・メモ通信員は何百人もの拘束について人々が話しているのにでくわし
た。あるケースでは、ハミド・アル・ハダルという名の精神不安定の者がア
ミリヤ地区で盲目の母親と一緒に住んでいたが、彼までが他の拘束者と一緒
に連行されていった。
通信員がレポートをまとめたとき、スンニ派地域に対して夜間外出禁止令
が2、3分前に課せられたところだと彼は書いた。通信員によると、米軍は
拡声器を使って、自宅のドアから出た者を見かけたら、誰であれ射殺すると
宣告した。
◆スンニ派の宗教指導者が臨戦態勢のファトワ発令
Sunni religious scholars issue Fatwa ar-Ribat
米国の後押しする傀儡政府とシーア派民兵がスンニ派住民をバグダッドか
ら追放しようと共謀するなかで、スンニ派の法学者はイスラム教のファトワ
を発表し、スンニ派住民がバグダッドから離れて家屋・財産をシーア派至上
主義者の民兵に明け渡すことを禁じた−−イスラム・メモが14日午後9時
15分の速報で伝えた。
イスラム・メモ通信員のレポートによると、バグダッドからスンニ住民が
逃げ出すという報告が寄せられるなかで、ファトワ・アッ・リバト(臨戦態
勢をとるファトワ)と呼ばれる宗教令が14日に発せられた。イラク・レジ
スタンスの地元支持者を追放するための現在展開中の作戦と米軍の保護のも
とに、シーア派民兵がスンニ派を襲ってくるという流血の事態を恐れてのも
のだ。
イスラム・メモのバグダッド通信員は、ファトワに署名した10人の法学
者のなかの1人ハリド・アル・アザウィ師が、シーア派至上主義者の狙いは
バグダッドからスンニ住民を追放してバグダッドを完全なシーア派の都市に
することだと話した、とレポートした。「だからスンニ派住民は彼らに抵抗
する義務があり、スンニ住民を追放してハルン・アッ・ラシードの都バグダ
ッドをシスタニとハキムの手に渡すという醜い宗派至上主義者の計画を許し
てはいけない」(シスタニは反レジスタンスでシーア派の宗教権威であり、
ハキムは親米バドル旅団の責任者である)。
アル・アザウィはイスラム・メモの取材に、戦争は彼らの宗教と信念ゆえ
に戦われているのだから、「スンニ派住民は神に導かれて戦いに備えなけれ
ばならない」と語った。「この戦いで命を落とす者は誰であれ神とともにあ
る殉教者となり、生き延びる者は誰であれ偉大な恩恵に浴するだろう」。
女性に対するシーア派民兵による危害について尋ねられると、アル・アザ
ウィ師は、「誰であれ不名誉を恥とする者なら、男が家にいるのに女性を連
行して危害を加えることはない」と語った。
イスラム・メモ通信員は、スンニ住民が米軍とシーア至上主義者の政府・
軍・警察・暗殺チームによる血生臭い攻撃に直面するなか、この臨戦態勢の
ファトワはイラクで進行中のありのままを反映している、と指摘した。
◇カヒラ地区: レジスタンスの爆弾で治安部隊が付そう
◇バグダッド北東: レジスタンスの爆弾が傀儡警察殺す
◇アザミヤ: レジスタンスの爆弾が米軍戦車を襲う
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆ファルージャ: レジスタンス戦士が米軍司令部を攻撃
Resistance fighters attack US headquarters in al-Fallujah
バグダッド西方60キロに位置するファルージャの中心部にある米軍司令
部をイラク・レジスタンス戦士が襲った−−イスラム・メモが午後4時30
分の速報で伝えた。
イスラム・メモ通信員は傀儡ファルージャ警察関係者の話として、ロケッ
ト砲で武装したレジスタンス戦士が米軍司令部を攻撃し、監視塔に損害を与
え、米軍車両を炎上させたとレポートした。
◇ラマディ: レジスタンスの爆弾で米兵負傷
◇アブグレイブ: レジスタンスの爆弾で米兵4人死亡
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇バイジ: 米軍燃料輸送車を狙ってレジスタンスの爆弾
●ディヤラ州 Diyala Province
◇ミクダディヤ: 米軍基地にミサイル攻撃
◇バクーバ: レジスタンスが国家警護隊を待伏せ攻撃
●バビル州 Babil Province
◇マフムディヤ: 米軍を攻撃するレジスタンスのビデオ
●マイサン州 Maysan Province
◇アマラ: 英軍基地にレジスタンスが迫撃砲攻撃
●バスラ州 Al-Basrah Province
◇バスラ: レジスタンスの爆弾で英軍兵士負傷
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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