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戦争の出来る国作りだけでなく、戦争で儲ける国作りも始まっています。
武器輸出を禁じてきた武器輸出三原則の実質的放棄が6月13日の閣議で決定されました。この事は既に、たけ(tk)さんによって政治版に投稿されています。(http://asyura2.com/0601/senkyo23/msg/228.html)インドネシアに対しテロ・海賊対策のための巡視船艇三隻を供与することを決めたのです。しかも、ODA(政府開発援助)を使ってです。
ODAというものが、途上国援助を口実とする国境を越えた公共事業であることは度々指摘されて来ました。国内の公共事業と同じように、環境破壊や生活破壊の原因となる点も批判されている通りです。
政府系金融機関の統廃合によってODA関連のカネの流れを官邸主導に切り替えることが目指されていますが、その意図するところが米軍再編に関する費用負担や武器輸出などの軍事支出にあることが露になりつつあります。
日米軍事一体化によって、日本がアメリカの下請けとなるだけでなく、日本自身がミニ・アメリカ化することになりそうです。国連の常任理事国は全て武器輸出国であり戦争で儲ける国ですが、日本もその仲間入りを目指しているという事でしょう。
また、日米軍事一体化は、国内のみならず対外的にも着々と進行しています。在沖縄米海兵隊の訓練センターをフィリピンに新設する方向での日米比三国の交渉が大っぴらに進められています。アメリカの下請けが日本で、孫請けがフィリピンというところでしょう。
先進国日本は、決して単なる被害者ではあり得ないということです。アメリカにこき使われるポチ日本は、同時に、アジアではアメリカの代理人として分け前に預かる構造が企図されているのでしょう。
援助受け入れ側のインドネシアが、政府間の書簡署名式を一方的に延期したとの報道は、マラッカ海峡のテロ対策などに米国や日本が関与を強めることへのインドネシア側の警戒感を示すものです。アジアから見た日本の姿が想像できます。
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以下は、関連投稿です。
巡視船供与の署名式延期 インドネシアが疑義
(http://asyura2.com/0601/senkyo23/msg/257.html)
ODAによる武器供与メモ(外務省への電話の記録など)
(http://asyura2.com/0601/senkyo23/msg/255.html)
【緊急】「政府開発援助(ODA)による武器供与に対する申し入れ」賛同募集
(http://asyura2.com/0601/asia5/msg/154.html)