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『FLASH』 2006.06.20号
日本人だけが知らなかった!!
9・11テロ突入犯は生きている!
ベンジャミン・フルフォード特別取材
カナダ出身。上智大学比較文化学科を経て、カナダのブリティッシュ・コロンビア大を卒業。米経済誌「フォーブス」のアジア太平洋支局長などを経て、現在フリー。著作に「泥棒国家の完成」(光文社)など多数。
’01年9月11日に起きた同時多発テロから4年以上が経過した。しかし、その犯行の真相は解明されないままにある。アメリカ政府が断定したアルカイダはもちろん、米国の自作自演から秘密結社の陰謀説など、ありとあらゆる犯行説がいまだ流れるなか、航空機ハイジャック犯とされる人物が生きている──という情報が欧米の有力メディアで報じられている。アメリカの操作された情報を妄信している日本では知りえなかった、テロ事件の犯人に迫る。
しかし現に、実行犯と名指しされた19人のテロリストのうち、現在も7人が堂々と生存しているというのだ。
「これは怪しげなネット情報ではありません。ほとんどは欧米の有力メディアによって報じられた事実です」(フルフォード)
BBCやガーディアン紙、シカゴ・トリビューン紙など、欧米のそうそうたるメディアが報じた事実が、日本ではほとんどまったくといっていいほど無視されてしまっている。その7人の”幽霊”たちは現在、サウジアラビアやチェニジアで一般市民として暮らしているのだ。
たとえば、サイード・アルガムディ氏だが、チェニジア航空のパイロットである。「テロリストとして死亡したと報道されたことが信じられない」と本人がコメント。現在、米国にいる家族が名誉毀損のための米国政府に対する訴訟を準備している。
米国のメディアが触れられない9・11の真実とは?
驚くべきは、サイード氏がこれまで3回もマスメディアに登場していることだ。彼の取材を続けているイギリスのアシュラク・アラワスト紙のジャック・エマド記者によれば今年の5月10日、彼と電話で話し「今でも元気に生きている」という。しかし、彼は依然として「死んだ実行犯」扱いされている。もちろん日本のマスコミはこのことを報道していない。
また、現在モロッコに在住のワリード・M・アルシェフリ氏は米国フロリダ州デイトンビーチの飛行訓練学校に通ったことは認めている。しかし、テロ事件より1年前に米国を去ってサウジアラビアのパイロットになっていた。
さらに、サウジアラビアのヤンブー市でサウジ国営石油会社の化学プラントで技師として働いているサレム・アルハムジ氏は、パスポートをカイロでスリによって盗まれていた。
「”生きている犯人”のほとんどが、9・11事件の犯人として名指しされた直後に、米国大使館などの米政府機関に名乗り出ていますが、そのまま、なんの対応もとられることなく放置されているのです」(フルフォード氏)
今も彼らの名前は、FBIのウェブサイトに9・11テロの実行犯として掲載されている。まったく奇怪といわざるをえない。事件の真相解明が何よりも優先されるはずなのに、真相はもはやどうでもいいのか。
9・11事件については、矛盾点が山ほど出てきている。たとえば、実行犯以外でも、9・11テロに協力したとされて各国で逮捕された容疑者は、裁判で、いまだ誰一人として9・11事件とのかかわりが立証されていない。アルカイダの構成員であることが認められただけだ。
また、オサマ・ビンラディンはFBIによって最重要手配犯10人の一人に名指しされ、2千500万ドルの懸賞金がついているが、その容疑はケニアとタンザニアのアメリカ大使館爆破事件。9・11事件の容疑ではない。9・11テロの首謀者はオサマ・ビンラディンであると、私たちは繰り返し刷り込まれたはずではなかったか。
米国のフリーランス記者は、次のような疑問を口にする。
「ハイジャック直後に、乗客が一丸となって犯人に対時したというユナイテッド93便の美談は、まったくのデマだったことがわかっています。ペンシルベニアの墜落現場からは血痕さえ見つかっていません。爆発炎上したことで説明がつかないではないが、しかし稀なできことです。世界貿易センタービル(WTC)は事件のほぼ半年前に丸ごと賃借されていました。にもかかわらず、当時のWTCは半分が空き事務所になっていたのです。その貸借人は、巨額の掛金のテロ保険をかけ、事件によって投下資本の倍以上の補償金を手にしています。旅客機の乗客名簿はまったく公表されていません」
では、いったい9・11事件の案行犯は誰なのか。フルフォード氏は言う。
「誰がやったのかはハッキリわかりません。しかし米国政府の発表している内容には、明らかな誤りがあります。生存している『実行犯』とアルカイダの共通点はイスラム教徒であることぐらいです。実際、FBIのロバート・ミューラー長官は、犯人の身元に疑わしいところがあると認めています」
氏はこれからもテロ事件の黒幕を追及していく決意である。
一方、事件後、日本政府はアメリカに追従し、「国際協調」のもとイラクに自衛隊派遣を続けている。が、その前提となった9・11テロの構図そのものが、アメリカの情報操作だった可能性が出てきているのにだ。日本はアメリカにとことん説明を求めるべきではないのか。
元外交官の評論家・天木直人氏は言う。
「米国追従が日本の外交政策ですから、結論が決まっている。実態はどうでもよいということなのです。さらにいえば、現在の外交政策に悪影響を及ぼしそうな情報なら、積極的に隠蔽するでしょうね。あくまでビンラディンが事件の黒幕であり、イラク、タリバンなどの国際イスラムのテロネットワークを先制攻撃する米国がある。その米国をサポートするためには、米国政府の発表する事実と違う事件の真相など、日本政府(外務省)にはありえないのです」
外務省のコメントはこうである。
「テロ事件の犯人の生存うんぬんについて情報を収集したか、また、米国政府、捜査機関に情報提供を依頼したかについては、お答えできません」(領事局邦人テロ対策室)
すでにブッシュ大統領はレームダック(死に体)の状態にある。支持率30パーセントという「歴史的不人気」で任期を終えようとしている。にもかかわらず、相変わらずシッポを振りつづける小泉首相と外務省。天木氏は言う。
「訪米する小泉首相との打ち合わせのために、ブッシュ大統領が自らホットラインをかけてきたと報道されていますが、真っ赤なウソです。本当はイランに対する経済制裁に同調するように念押ししてきたにすぎません」
日本政府は情報操作に抵抗するすべはないのだ。
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これが今なお生存している7人だ
●サイード・アルガムディ
これまでに3回もマスコミに登場。
現在、米国にいる家族が名誉毀損の訴訟を米国政府に対し準備。
(シカゴ・トリビューン)
●アブドルアジズ・アルオマリ
リヤドの米国大使館職員は容疑者に彼の名があるのをサウジ政府職員に謝罪。
(AFPほか)
●ワイル・M・アルシェフリ
サウジアラビア大使館関係者は、「直接父と息子の両方と話した」。
(LAタイムズ)
●ワリード・M・アルシェフリ
サウジアラビアの航空会社のパイロットを経て現在はモロッコに在住。
(BBC)
●アフメド・アルナミ
「私が乗っ取ったとされる機が向かったペンシルベニア自体聞いたことがない」
(デイリー・テレグラフ)
●サレム・アルハムジ
サウジ国営石油会社の化学プラントに技師として勤務。
(ガーディアン紙)
●モハルド・アルシェフリ
サウジアラビア大使館は間違われた身分証明書の犠牲者と発表。
(AFP)