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(回答先: 米国の世界覇権崩壊までは第二次大戦の評価は不可能 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 6 月 13 日 01:12:06)
そうではないらしい。
小生は総合的に見よとあなたに言っているのだ。
総合的に見地に立つということは、どういうことか。
それは、もう歴史書に書いてある。
孫子の兵法にあるように
「道・天・地・将・法」から構成されている。
これは今でも変わらない。
これらの状況を、垣間見て総合的に判断すれば、日露戦争と大東亜戦争の、国民の意思の度合いが違うことに気づく
司馬遼太郎が言っているように、明治と昭和は別国家のようなものなのだ。
(一)道
民衆の意思を君主に同化させる、内政の正しさ。
ふだんからこれが実行されているからこそ、戦争になっても、民衆に統治者と死生を共にさせることができ、民衆は政府の命令に疑いを持たない。
(二)天
陰陽、気温の寒暖、四季の推移のさだめや、天に対する順逆二通りの方法、および天への順応がもたらす勝利など。
(三)地
地形の高低、国土や戦場の広い狭い、距離の遠近、地形の険しさと平坦さ、軍を敗死させる地勢と生存させる地勢など。
(四)将
物事を明察できる智力、部下の信頼、部下を思いやる仁慈の心、困難にくじけない勇気、軍隊を維持する厳格さなど、将軍が備える能力。
(五)法
軍隊の部署割りを定めた軍法、軍を監督する官吏の職権を定めた軍法、君主が将軍とかわした軍の指揮権についての軍法など。
もちろん、大東亜共栄圏とアジア解放が、誇りある大日本帝国軍により、善意の行為で敵軍を払い大東亜共栄圏を現実のものとしていたら。
日本人としてそれほど誇りのあることはない。
でも、堂々と胸張って、そういう風に言えますか?
現在でも日本帝国海軍が存在し、太平洋に第一機動艦隊が展開し
帝国陸軍が存在しえた、日本の今という選択の道だってあったはずです。
第二次大戦は、持たざるものと持てる者の戦争だったはず
だが、ドイツの参戦理由と日本の戦争の理由は=ではない。
日本軍が、ノルマンディー上陸作戦を遂行したり、ソ連を独自にアメリカと連携し
押さえ込む事だって、あったはずの未来である。
自衛隊と帝国軍の時の、国民的な価値は大きな差があるはずである。
それら戦略の選び方で、日本の見えない価値まで無にしてしまったのである。