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イラク駐留米軍
年内の段階的撤退可能
【ワシントン=松川貴】イラク駐留米軍のケーシー司令官は十一日、米CBSテレビなどとのインタビューで、米軍のイラクからの段階的撤退は年内に可能との見方を示した。ブッシュ大統領ら政府首脳は十二日から、米メリーランド州キャンプデービッドの大統領山荘で、イラク情勢に関する分析、協議を行う予定。その場で、ケーシー司令官の考えが示されるとみられる。
ケーシー司令官はイラク治安部隊の今後の“成長”次第との条件付きながら、「ここ数カ月から来年にかけて、段階的な兵力削減は可能と思う」と述べた。またCNNテレビに出演したイラク政府のルバイエ顧問(国家安全保障担当)は「多国籍部隊の兵力は、今年の年末までに十万人まで削減可能」と語った。
ケーシー司令官は「夏の終わりまでには、イラク旅団の75%が自立し、年内にはほとんどの師団が戦闘を指揮できるようになる」との見解を明らかにした。その一方で、「イラク治安警察が民兵組織のゲリラ攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)」と指摘。米軍など多国籍部隊がイラク内務省と協力し、治安警察の強化に乗り出す考えを示した。
ブッシュ大統領は撤退に関して、現地司令官の提言を重視する方針だが、ザルカウィ容疑者の殺害以降も、表向き撤退に慎重な姿勢をみせてきた。十二日からの最高協議では、バグダッドとも衛星回線を結び、マリキ政権の幹部からも意見を聴取する方針だ。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20060612/eve_____kok_____000.shtml