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2006年6月10日 (土)
ニュース
国連監視検証査察委員会の前委員長がイランの核の権利を擁護しました。
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イラクで大量破壊兵器の査察に当たった国連検証査察委員会のブリクス前委員長は、「イランは決してNPT核兵器不拡散条約の主旨に反してはおらず、この条約における自国の権利を享受することができる」と述べ、核の平和利用におけるイランの当然の権利を強調しました。
ブリクス前委員長はまた、「協議こそがイラン核問題解決のための最善の選択であり、イラクでの間違いを繰り返してはならない」と述べるとともに、「イスラエルは核兵器不拡散条約に調印せず、核兵器を製造している。国際社会はそのことについて沈黙している」と世界の核に対するダブルスタンダードを批判しました。
ドイツのシュレーダー元首相もまた、「イランの核エネルギー獲得の権利は争われるべきものではない」と強調しました。彼はまた、イランとの核交渉の継続の必用性を強調し、「暴力や制裁をちらつかせて脅迫することは誤った解決策であり、イランを協議の場から遠ざけることになるだろう」と述べています。
ロシアのプーチン大統領もまた、すべての国が核エネルギーの平和的な発展の可能性を享受すべきであると強調しています。
ロシアの国家国際委員会委員会のカサチョフ委員長は9日金曜、イラン核問題の解決におけるロシアと中国の協力を高く評価するとともに、「イラン核問題に対する誤った行動を阻止するための中国とロシアの協力は、効果があった」と述べています。
ブッシュ大統領が、イランとの条件付きの協議は戦術であり、戦略を変えることはない、と述べました。
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アメリカのブッシュ大統領が、「イランの核協議に条件付きで参加する用意は、戦術であり、戦略を変えることはない」と述べました。
オーストラリアの通信社が、10日土曜、伝えたところによりますと、ブッシュ大統領は、キャンプデービッドにおけるデンマーク首相との合同記者会見で、依然として、「イランはウラン濃縮を停止すべきだ」と述べたということです。
こうした報道の中、非同盟諸国の116カ国は、イランの平和的核開発の支持を強調しました。
IAEAのエルバラダイ事務局長もまた、イラン核施設に対するIAEA査察団の長期に渡る査察後の結果、イランの核開発が軍事目的であるとする証拠は得られなかったと報告しました。
http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.sat.htm#3