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http://www.asahi.com/international/update/0610/005.html から転載。
ヒトラー自殺現場に初の案内板 ベルリン市が設置
2006年06月10日19時20分
ベルリン中心部にあるヒトラーの自殺現場に8日、初の案内板が掲げられた。ネオナチの聖地になりかねないとの懸念はあったが、ベルリン市当局は「歴史に向き合い、伝える責任がある」と設置に踏み切った。住民のほか、サッカー・ワールドカップ観戦の観光客も見入っていた。
住宅地に出現した「ヒトラー自殺現場」の案内板に見入る人たち=9日、ベルリンで
1945年4月、ソ連軍に包囲されたヒトラー(当時56歳)は総統本部の地下壕(ごう)にこもり、同月末、前日に結婚した愛人エバ・ブラウンと共に自殺した。エバは服毒、ヒトラーは短銃で頭を撃ち抜いたとされる。
総統本部はブランデンブルク門の南、自殺した執務室は広大な地下壕の南西角にあった。「壁」に近い旧東独地区で再開発が進み、観光案内書にも詳しい場所は載っていない。現場の真上、集合住宅わきの駐車場に登場した「ヒトラーの地下壕、伝説と歴史的証言」の案内板には、地下壕の解説図のほか独裁者の台頭から最期までが独英両文で書かれている。約100メートル先には1年前、欧州ユダヤ人犠牲者記念館ができたばかりだ。
近くの放課後学校で教えるカロリーナ・コールマイさん(43)は「この辺だとは聞いていたが、正確な場所は知らなかった。子供たちの教材が増えた」と喜ぶ。一方、ドイツに18年住むトルコ人作曲家、オアハン・チェレクさん(41)は「歴史の勉強かもしれないが、妙な国粋主義をあおらないか」と話した。