| Tweet |
◆◆◆◆◆◆◆
｜｜｜｜｜｜｜ シオンとの架け橋
＿＼＼｜／／＿ イスラエル・ニュース
＿＿＼｜／＿＿
＿＿＿土＿＿＿ http://www.zion-jpn.or.jp
「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(7日)ハマスの支持率が急落。ファタハに並ぶ
★(8日)多数の棄権で、やっと今年の予算が成立
★(9日)国会議事堂にベングリオンの幽霊が出現？
****************************************************
2006年6月7日（水）
****************************************************
＊補助金と引き換えに、宗教政党のＵＴＪが予算案決議時の棄権を約束。
他党とも同様の交渉が成立した。連立与党の労働党内部に離反者が出
る中、これで予算可決の見通しが立った。(P,H,7)
＊スデロット市に対して６発のカッサムロケット砲攻撃。女性１人が負
傷し、２人がショックで病院に運ばれた。国防軍は反撃を宣言。(H)
＊アッバス議長がハマスに譲歩し、和平案の受入期限を週末まで延長。
政治犯の作成した和平案はイスラエルの存在を暗黙に認めるもので、
ハマスは受入を拒否している。(H)
＊ガザ撤退者に適切な援助を与えていなかったとの国政監査官の報告に
政府が反論し、国会で討論。苦境にある元入植者も傍聴した。(P)
＊イスラエル電力が発電所の修理を行い、電力供給量が増加。日曜、月
曜と続いていた部分停電は昨日に何とか解消した。しかし、供給力の
余裕はほとんど無く、停電の懸念は消えていない。(P)
＊パレスチナの大学が行った世論調査で、政治犯の作成した和平案に賛
成が７７％。ハマスの支持率は急落し、ファタハと並んだ。(H)
＊過激な反国防軍活動で知られるＩＳＭの指導者ポール・ラルディのイ
スラエル入国を内務省が拒否していることが判明。ラルディは弁護士
を通じてテルアビブの裁判所に訴えている。(P)
＊宗教裁判所の裁判官のラビが怠け者だとラモン法相が非難。管轄地域
に住まない等、問題のあるラビは解雇する方針を発表した。宗教裁判
所は主に離婚訴訟を扱うが、ラビが怠慢だとの非難が多い。(P)
****************************************************
2006年6月8日（木）
****************************************************
＊今年の予算がやっと成立。賛成５３、反対２２、棄権４５。年度が始
まって半年以上経過しており、史上で最も遅い記録となった。(P,H)
＊国防軍がガザを去って以来、１１トンのＴＮＴ火薬、２万丁のライフ
ルなど大量の武器がガザに密輸されているとシンベトが報告。(P,7)
＊ファタハとハマスが武力衝突の停止で合意。ハマスの武装メンバーを
治安部隊に組み込むとの内容。エジプトの仲介によるもの。今まで自
治政府の治安部隊はほぼ全員がファタハだった。(P,H)
＊次期大統領と見られている米国民主党のエドワーズ議員がイスラエル
を訪問中。イランに対する軍事攻撃は選択肢に含めるべきだとの見方
を示した。また、イスラエルの一方的分離政策を支持した。(P)
＊リブニ外相とペレツ国防相が、米国政府のウェルチ補佐官と会談。ハ
マスを迂回してパレスチナを支援する方法について協議した。(P)
＊オルマート首相が今日、ヨルダンでアブドラ国王らと会談へ。ヨルダ
ンはイスラエルの一方的撤退で西岸地区もガザ同様の無政府状態にな
るとして、強い懸念を表明している。(H,P)
＊カッサムロケットによる砲撃が止まらないため、国防軍がガザの発射
地点を攻撃中。ガザに接するスデロットの市長は「対策を取らないと
スデロットはゴーストタウンになる」と懸念を表明した。(P,H)
＊ＰＬＯの再編を行うための会議を、来週月曜からシリアで開催するこ
とが決定。ファタハ、ハマス、ＰＦＬＰなど全武装勢力が参加する予
定。会期は決まっていない。(H)
****************************************************
2006年6月9日（金）
****************************************************
＊ＰＲＣ司令官で、自治政府のハマス系治安部隊の長官となったサムハ
ダネを国防軍がミサイル攻撃で殺害。他の３人の武装組織メンバーも
死亡した。ペレツ国防相は、今後も反撃を強める構え。(P,H)
＊アルカイダの指導者ザルカウイを米軍が殺害。ハマスは「反イスラム
十字軍の攻撃で殉教した」とする追悼声明を出した。(P,H,7)
＊昨日の労働党実行委員会で、反主流派と主流派が運営方針で妥協。し
かし反主流派は、来年の党首選での党首交代を目指している。(P,H)
＊イスラエルで収監中の政治犯が作成した和平案をハマスが受け入れな
いため、この案に関する住民投票を７月３１日に実施するとアッバス
議長が発表。ハマスの対応が注目されている。(H)
＊スウェーデンの酒専売公社がイスラエルの「ヤルデン」などのワイン
に「占領地産」との表示を付けたことが判明。同社は内外の抗議を受
け「イスラエル産」の表示に戻すことを検討している。(P)
＊ハアレツの実施した世論調査で、オルマート首相の一方的分離案に国
民の５６％が反対していることが判明。賛成は３７％だった。しかし、
５１％の人は、この案が実施されると見ている。(H)
＊ワールドカップの開幕を前に、この２週間でトラック１１１台分のテ
レビがガザに輸入されたことが判明。(7)
＊国会議事堂のセキュリティーカメラに幽霊と見られる影。増築工事で
古代の墓を荒らしたのが原因との説もあるが「現代の政治家を叱るた
め、初代首相のベングリオンが来た」と語るリクード議員も。(P)
------------------------------------------------------------
関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
-------------------------------------------------------------
［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
============================================================
発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
============================================================
★購読解除は http://www.zion-jpn.or.jp/kaijo.htm
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。