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http://www.jca.apc.org/~yyoffice/Shiminnundou22IraqnoShishaZoudai.htm から転載。
「バグダッド、死者1400人 5月最悪」との報道に寄せて (2006/06/08掲載)
昨6月7日の『朝日新聞』夕刊には、「バグダッド、死者1400人 5月最悪」という記事が載っていました。今年に入ってからだけで、毎月千人を超す死者が出ており、5ヵ月で計6,025人となったとのイラク保健省の発表だそうです。報道は、米英の非政府組織「イラク・ボディーカウンド」によれば、イラク戦争とそれ以後のイラク全土での市民の犠牲者総数を、最小約3万8千人、最大約4万3千人と推定している、とも伝えています。
イラク・ボディカウントのホームページ(左図)は http://www.iraqbodycount.net/ ですが、現在のそれによると、最低で38,254人、最大で42,646人と出ています。この数字はたえず更新されています。
イラクでの悲惨な事態は、アメリカや日本の政府の発表とはまったく違って、改善どころかますますひどくなっています。それは何故なのか、本当のところを知りたい、多くの人がそういう疑問を持っています。
これについて、私の参加している「市民の意見30の会・東京」の発行している機関誌『市民の意見30の会・東京ニュース』の94号(今年の2月発行)に、酒井啓子さん(東京外語大教授)が、「イラク戦後プロセスの失敗の原因」という文章を載せています。この文章は、イラクで民間人の死者が増えているのは何故なのか、それは無差別テロのせいなのか、ということについて具体的に数字を明記して解明し、無差別テロのせいではないとしています。この分析は、今でも妥当するものだと思います。
この文章は、「市民の意見30の会・東京」のホームページで、全文を読むことができるのですが、そこへの毎日のアクセス数を見てみますと、私のこのホームページのアクセス数よりかなり低いので、私の個人サイトをご覧になっている方でも、酒井さんの文は読まれていないのだろうと思います。ご案内いたします。ぜひ、以下のページをご覧になってみてくださiい。
まず「市民の意見30の会・東京」のメインのページ http://www.jca.apc.org/iken30/ を開き、左の目次欄の「ニュースから(2)」を開き、94号の目次から酒井さんの文をたどってください。