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「北朝鮮軍部、韓国主導の南北協力に危機感」
北朝鮮の軍部が談話を発表して南北の経済協力を非難したのは異例の出来事だ。今回の談話は特に「政略的に利用」「短命に終わった軽水炉建設」「虚偽と欺まんに満ちた中身のない掛け声」などと韓国側を非難する文言があふれている。
当初、北朝鮮側は南北連結鉄道の試験運行に合意したが、これは金正日(キム・ジョンイル)総書記の許可なくしてはできないことだ。外見上、金総書記が許可したことを北朝鮮の軍部が強く批判したことになる。軍部の談話は金大中(キム・デジュン)前大統領の列車での北朝鮮訪問についても批判したが、金前大統領の北朝鮮訪問もまた、金総書記の招きによるものだ。このため、北朝鮮内部に変化が起きているのではないかとする推測も出ている。
ただ専門家らは金総書記の政権掌握能力に異常が表れている兆候は全くないとしている。許可するのも中止するのもすべて金総書記の権限でしかないというわけだ。変化があるとすれば、それは金総書記の心境の変化だというのが専門家らの見方だ。
そのような中、金総書記の判断に影響を与える各機関の間で競争が繰り広げられているという見解も多く出ている。金根植(キム・グンシク)教授は「韓国側が押し通す形で南北の協力を推進してきたことに対して北朝鮮軍部の不満が蓄積しているようだ。軍部の立場としては、このままでは体制に危機が生じる要因になると判断したのだと思う」と述べた。
慶南大の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は「北朝鮮の体制維持の問題に関して、内閣や経済官僚らは外部の支援が体制維持のために欠かせないと見ている一方で、軍部の考えがそれと一致していないことが京義線の試験運行中止問題などの引き金になった」と分析した。
成均館大の金泰孝(キム・テヒョ)教授は「北朝鮮は、韓国政府の北朝鮮支援政策が小銭を集める程度の役割しか果たしていないため、より多くの譲歩と提案を望んでいるようだ」と述べた。
朝鮮日報
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/05/29/20060529000012.html
「体制」を守りながら半島統一なんて可能なのか?