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(回答先: CIA新長官にヘイデン氏【東京新聞】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2006 年 5 月 27 日 19:32:51)
神浦元彰氏は次のようにコメントしている。【livedoor ニュース へのコメント】
http://tizu.cocolog-nifty.com/jijimondai/2006/05/livedoor_cia_b531.html
神浦元彰(軍事アナリスト)の「J−RCOM」から転載する。
http://www.kamiura.com/new.html
[コメント]ヘイデン氏は現役の空軍大将である。過去に軍人出身者がCIA長官になった例はあるが、現役の将官がCIA長官となる例は少ないのではないか。明らかに異例と思われる人事である。しかしそれ以上に興味深いのは、NSA長官からCAIA長官に就任することである。
NSAは言うまでもなく盗聴屋である。その盗聴は特定の情報源(者)に絞って盗聴しているのではなく、「エシュロン」で世界で飛び交う全般の通信を盗聴して記録し、そこから特定の通信に絞り込んで内容を分析する方法である。
すなわちアルカイダ組織の容疑者でなくとも、ヘイデン氏のCIA就任に異議を唱える議員に対しても、今までに行った通信内容を知ることが可能なのである。膨大に記録された通信データーの中から、議員などの特定の個人番号(電話番号やネット・アドレルなど)で通信内容を知ることが出来る。そのようなことを裁判所の許可なく行ってきた者を、ブッシュ大統領がCIA長官に指名するのは”脅し”として指名したともいえる。
過去にCIA長官を長期間勤めたものが、その後の調査で歴代の大統領や議会議員の通信を盗聴し、それを使って辞任を防ぐために”脅し”ていたことがあった。だから長期間にわたりCIA長官を務め、絶大な権力を行使できたのである。その記憶がまだアメリカ国民の頭の中に残っていると思う。そう思えば、ヘイデン氏がCIA長官として上院で承認されることは、今のところ5分5分と推測している。
日本でも将来は政治の世界で大きな仕事をしたいと思う者は、自分の電話やネットやFAXはすべて盗聴されていると覚悟しておくこと。今は無名であっても、個人の通信情報は巨大なスーパーコンピューターに蓄積されていく。日本でいう個人情報の保護など、これが国境を越えると直ちに裸にされる。今はインターネットに時代を迎え、個人情報は国境を越えて行き交っている。9月の自民党総裁選でポスト小泉を争う有力4氏が、過去10年間にわたって行った電話の通話内容やFAXを、NSAが調べることは可能である。日本の政治家が「そんなことは知らない」では済まないのだ。
投稿 伊豆利彦 | 2006/05/14 15:19:14