★阿修羅♪ > 戦争80 > 886.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□パレスチナのアッバス議長暗殺も示唆 アルカイダ系名乗る組織 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1994328/detail
パレスチナのアッバス議長暗殺も示唆 アルカイダ系名乗る組織
【アルジャジーラ特約21日】「パレスチナ国家のアルカイダ組織」と名乗る組織が21日、インターネットを通じて、ガザ地区のパレスチナ自治政府・情報本部内で起きた爆弾テロ事件の犯行を認める声明を出すとともに、同自治政府のアッバス議長ら幹部も標的にすると警告した。
「パレスチナ国家のアルカイダ組織」はこれまでに登場したことのない正体不明の組織。声明の中で同組織は「組織の同胞たちは情報部門の責任者アブ・ラジャブの職場にも入り込めた。組織はアッバス議長やダハラン前民政相ら自治政府幹部たちも標的にする」と述べた。
さらに声明は、「イスラム戦士は同本部内のエレベーターに爆弾を仕掛けることができた。エレベーターのドアが閉まる前に爆発したためラジャブは命が助かった」と指摘した。
この爆弾テロ事件ではラジャブ氏が重傷を負ったほか、護衛1人が死亡、他に5人も負傷した。
一方、ヨルダンで働くヤシル・ザートラ記者は同日、アルジャジーラの取材に対し、「今回の声明にはハマスがよく使う言葉に加え、アルカイダの用語も含んでいる。声明の信用性は高くはない。同組織がパレスチナ占領地内で活動しているとは思えない」と分析するとともに、「アルカイダはその下に系列の組織を置くことはない」と言明した。
ザートラ記者はさらに、「聖戦や殉教はハマスやイスラム聖戦がよく使う手段である。こうした戦術が続く限り、パレスチナの地にアルカイダが実在するか可能性はない」と指摘した。
また、ガザ地区で活動していたアルカイダの構成員たちは昨年、同地区から撤退したとされる。これに対しイスラエル側は、アルカイダ構成員たちが依然、ガザ地区で活動していると警告してきた。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年05月22日11時44分