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5/19-20の国後島・色丹島訪問中の鈴木宗男の日記
http://www.asyura2.com/0601/war80/msg/859.html
投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 5 月 21 日 02:25:44: tTp1/cyvuKUmU
 

(回答先: 5/20にロシア国会で北方領土問題解決を含む日露平和条約の法案の審議が始まる:北方領土とうとう返還へ!!! 投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 5 月 21 日 02:18:58)

2006年5月20日(土) 鈴 木 宗 男

 色丹島は雨で、風も出てきて心配したが、昼過ぎから太陽が顔を出す良い天気になる。
 7時半(日本時間5時半、時差2時間)朝食。9時から事務打ち合わせがあり、10時に上陸。いつも世話をしてくれるダネーリアさんが出迎えてくれ、「鈴木先生を心配していました」と言ってくれる。
 10時半、セドイフ・レフ・コンスタンチノビッチ アナマ村長との対面式。セドイフ村長とも旧知の仲で、平成7年、私が日本の国会議員として初めて色丹島を訪ねた時、水産会社オストロブロイの社長さんだった。今、村長として活躍されているが、11年前からリーダーとしての素養はあったと感じる。
 アナマ小学校へ行き、ロシア語講習。この学校も平成6年(1994年)10月の北海道東方沖地震による倒壊で、日本が平成7年に建てたものである。その実現に一肌脱いだのが私だった。
 12時からセドイフ村長宅でホームビジットさせて戴いたが、セドイフ村長から「2002年鈴木宗男先生が事件に巻き込まれ、様々なマスコミから島の人に電話取材が入ったが、島の中で誰一人鈴木先生を悪く言う人はいなかった。それは、鈴木先生の島への貢献をよく理解し、知っていたからだ。鈴木先生、必ず時が解決します。偉大な人は遠くから見ていてもわかります。」と話して下さる。嬉しく思いながら、島の人の真心に感謝するものである。
 また、島の掲示板には「島が大変苦しい時様々なことをしてくれた鈴木宗男先生が、今年最初のビザなし訪問で来ます。ディーゼル発電所、学校、診療所を作ってくれました。」と紙が貼られていた。改めて「困った時の友人が真の友人」という言葉は、国境を、人種を越えて生きているものだと感じた次第である。
 ディーゼル発電所も視察したが、立派に機能している。1999年(平成11年)6月の設置で、電力の安定供給を可能にし、島民の生活に大きな寄与をしていると、村長はじめ多くの人が評価してくれる。人道支援をけしからんと言った人達に、是非とも島民の声を聞いて欲しいものである。
 6年ぶりの北方四島への訪問であるが、心が通い合う一日であった。島の皆さんの想いを知り、満足の一日だった。


2006年5月19日(金) 鈴 木 宗 男

 ビザなし交流第一陣として9時半根室港出発。藤原根室市長、北海道根室支庁長、私の根室後援会の中林会長はじめ後援会有志、山下商工会議所副会頭、遠藤根室市議会議員等、大勢の見送りを受ける。マスコミのインタビューもあり、久しぶりのビザなし交流に若干の緊張感も湧いてくる。薄曇り空の肌寒い今日の根室だったが、今日の天気は根室が現在おかれている状況と思いながら、現実的解決をすることが根室はもとより日本の国益に資するとつくづく感じ、見送りの皆さんに手を振る。
 出港1時間10分で中間点通過。船員がロシア国旗を揚げる。その姿を写真に撮りながら、平成3年10月14日、日ソ外相往復書簡で「領土問題の解決を含む日ソ間の平和条約締結問題が解決されるまでの間、相互理解の増進を図り、もってその様な問題の解決に寄与することを目的として、かつ、いずれの一方の側の法的立場を害するものとみなしてはならないとの共通の理解の下に、我が国国民の北方領土への訪問を旅券、査証なしで行うこと等」の文書が頭を駆けめぐる。当時私は外務政務次官であった。
 13時45分、予定より早く古釜布(ふるかまっぷ)沖に到着。14時45分から国境警備隊の入域手続きが始まる。その後コーワリ南クリル地区長、スモルチコフ国後日本センター長との会談となる。二人とも旧知の仲で、私の訪問をとても喜んでくれる。コーワリ地区長から「日本政府、日本国民並びに鈴木先生からの援助である学校、桟橋、ディーゼル発電に、南クリルを代表して感謝申し上げる。それらの施設は十分島民の為に生かされている。」と冒頭発言があった。白崎団長、外務省の渡邉修介さんも同席されていたので、コーワリ地区長の思いは伝わったことだろう。
 私から「友好の家はどうなっているか」と尋ねたところ、コーワリ地区長から「いい状態で維持している。去年も火事で5家族が焼け出されたが、友好の家に避難することができた。ビザなし交流にも使われている。」との返事であった。また、「ロシア政府が7年間で1000億円をクリル諸島に予算措置を講じると言ったことは動いているのか」と聞いたところ、コーワリ地区長は「南クリル地区の検案、サハリン州の検案をモスクワに出している。社会経済発展計画は検討中であり、いつ決まるかわからない。」との答えであった。更に「南クリルに外国企業が進出しているのか」と尋ねたのに対し、「中国、韓国、ドイツはじめヨーロッパへお金は動いている。日本の企業も入って欲しい」と言われた。久しぶりにコーワリ地区長、スモルチコフ日本センター長に会って、人間関係の大事さを痛感した次第である。
 16時半出発し、アナマ沖に向かう。心配された天気だが、雨も降らず波も穏やかで、まずは順調なスタートであったが、17時15分頃船室からボヤ騒ぎ。私の隣の部屋なので驚いたが、原因は漏電で、エンジンに問題はないとのこと、予定通りアナマに向かう。この辺の海水は5℃、ゾッとしながら安全航行を祈るのみ。


http://www.muneo.gr.jp/html/diary200605.html

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