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□イラク戦争では<時間>も武器に [イラク情勢ニュース] 【米軍は腕時計を持っているが、我々は<時間>を持っている】
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URUKNEWSイラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/05/18(木)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆イラク戦争では<時間>も武器に
☆治安権限移譲可能な州なし イラク、米軍トップ証言
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☆★イラク戦争では<時間>も武器に
InIraqwar,timeisaweapon
ロイター通信 2006年5月16日
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http://go.reuters.com/newsArticle.jhtml?type=domesticNews&storyID=12220503&src=rss/domesticNews
ByBerndDebusmann,SpecialCorrespondent
ワシントン発、ロイター
軍事力のみでは勝利できない戦争にはまりこんだイラクの米軍は、反政府
ゲリラに都合のよい兵器と向きあっている。それは、<時間>だ。
戦争は4年目に入り、国民大衆の支持は薄れつつある。5月に入ってから
の世論調査では、米国民の大多数はイラクに侵攻したことは間違いであり、
イラクの事態は悪化しつつあると考えている。あと十年は続くはずだとラム
ズフェルド米国防長官がかつて説明した対ゲリラ戦の戦局にとっても、国民
の冷めた気分は良いきざしではない。
米国陸軍および海兵隊の新しい対ゲリラ戦争マニュアルづくり参加した軍
幹部と専門家は、米軍がイラクで対峙(たいじ)しているような敵に勝利す
るには忍耐も重要なカギの一つになると話した。
現在は見直し中で夏には発行される予定のマニュアル原稿は、「ゲリラ戦
は確固とした政治的意志と極度の忍耐を必要とする」と述べている。「対ゲ
リラ戦争は勝利しなければ敗北するが、ゲリラは敗北しなければ勝利する。
ゲリラは、犠牲をわずかに抑えて2〜3年もすれば米国にあきらめさせるこ
とになる、という共通認識で力づけられている」と。
戦争の歴史が教えているように、世界の他のところでおこった過去の対ゲ
リラ戦争は5年から15年かかった。
陸軍にとっては20年ぶり、海兵隊にとっては25年ぶりとなる始めての
マニュアル改定では、半世紀で最大の変化と軍が説明することの背景、つま
り伝統的な正規軍同士の戦争から米国がイラクとアフガニスタンで戦ってい
る非正規戦へと考え方を変える大きな構想について書きすすめられていると
ころだ。
基本的な政策の変化のなか、ペンタゴンは昨年、秩序と安全をうちたて、
基本サービスを回復し、消された国の人々の人道的必要に応えることが「米
軍の任務の核である」と宣言した。別の表現をするなら、米軍兵士は戦争に
も平和創出にも同じように精通すべきであるということだ。
イラクから帰還した特殊部隊のある将校(匿名)は、「どれ一つとして、
早期に達成できるものはない」と述べた。「それを達成できるじゅうぶんな
時間をほしいと祈るのみだ。今イラクで直面していることは信じられないほ
ど複雑なんだ−−地位を失った者、反政府ゲリラ、テロ」。
◆「極度の忍耐」は米軍の特色ではない
多分に素早い決定的な勝利を求める世論の圧力が理由となって、過去の紛
争においては、米国はしばしば新マニュアルが記述する「極度の忍耐」に欠
けていた。ベトナム戦争でも朝鮮戦争でも、最初の2年は大衆的支持が上が
るが、その後は早い進展が得られずに支持が下がり続けた。
米陸軍大学の戦略研究所が発表した最近の研究において、コリン・グレイ
氏は、「時間は一つの武器であり、長期戦を構える敵と戦うために必要な態
度は米兵にも、アメリカ国民にも生まれつき備わっているものではない」と
指摘した。
「長引く戦争はわが軍にも戦略文化にも好かれない」と彼は述べた。疑問
を抱いてますます苛(いら)だつ大衆に説明し反論することは難しい。
世論調査に現れた国民の疑問と苛だちは、米国がイラクで泥沼にはまり、
効果的な政府づくりもできないイラク人諸勢力のセクト対立に巻き込まれて
いるという認識と、増えつづける戦死者数(2500人近い)から生じてい
る。
ラムズフェルドが昨年の6月に、ゲリラ戦は「何年も続くものだ。5年、
6年、8年、10年、12年ということもある」と語って以後、米国政府は
イラクでゲリラ戦がどれだけ続くか推測するのを避けてきた。
退役した陸軍将校でワシントンのジョージ・メイソン大学教授のアンドリ
ュー・クレパインビッチは、イラクのゲリラを打ち負かすには最低10年と
1兆ドルの戦費、さらに多くの犠牲者を必要とするだろうと推定した。彼は
『フォリン・アフェア』誌に掲載された記事で、「米国民と米軍兵士は喜ん
でその代償を払うだろうか?」と疑問を投げかけた。
<時間>の重要な役割がワシントンにおける最近の軍幹部セミナーや学会
でも議論された。彼らは短期間に素早く成果をあげたがる軍の伝統的な願望
と行動前に環境を完全に理解しておく必要性との緊迫した議論と忍耐が求め
られていることに言及した。
考え方の異なる世界で<時間>の概念がさまざまであることを強調するた
めに、参加者の1人はアフガニスタンのタリバンが言った言葉を引き合いに
出した。アフガニスタンでは米国は過去5年間も戦ってきたが、ゲリラは今
も強力である。
「米軍は腕時計を持っているが、われわれは<時間>を持っている」。
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☆★治安権限移譲可能な州なし イラク、米軍トップ証言
共同通信 5月18日
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000104-kyodo-int
【ワシントン17日共同】米軍制服組トップのペース統合参謀本部議長は
17日、米上院の公聴会で証言し、イラクの18州のうち今後3カ月以内に
駐留米軍など外国部隊をすべて撤退させて、イラク側へ治安権限を移譲する
ことが可能な州はまだないとの見通しを示した。
ペース氏は18州のうち14州では基本的に治安は安定していると指摘し
たが、イラク治安部隊への権限移譲については「兵たんや指揮命令系統」な
どの整備がさらに必要になると説明した。
また、ラムズフェルド国防長官は現在約13万人規模の駐留米軍の本格的
な削減時期について、「年内を望んでいるが、約束はできない」と述べた。
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