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URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
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2006/05/06 (土)
[飛耳長目録 today's news list]
☆バグダッド住民が自衛の戦いに立ち上がる
☆米・英政府への信頼は低下しつづける
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☆★バグダッド住民は自衛の戦いに立ち上がる
Baghdad neighborhood rises up and fights back
ナイト・リッダー 2006年5月2日
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http://www.realcities.com/mld/krwashington/14483401.htm
バグダッド発:
アブ・サラハはバグダッド中心部の自宅の外で車のタイヤがきしむ音がし
銃声が響くのを聞いてちじこまった。その時はほんとうに怖かったのだ。考
えを実行したことさえなかったものの、市外に引っ越そうと考えたことさえ
あった。
侵入者が近所の通りにやってきた今、侵略者は暴徒か誘拐犯か、それとも
宗派主義の暗殺チームかもしれないが、この辺りがシーア派でしめられてい
るなかで彼は唯一のスンニ派であるから、おそらく自分が彼らの標的にされ
るだろうという認識があった。
「震えたよ。彼らが侵入してきたのは、この3日間にこれで4度目だ」と
彼は言った。「彼らは僕を捜してたんだ」。
その後、彼は別の音を耳にした。応戦している銃声だった。
彼が家の外に出てみると、シーア派地区だが近所の人々がその屋根に登っ
て、あるいは窓や庭から侵入者にむかって発砲していた。彼は震える声で、
そのとき人生が変わるのを感じたと説明した。彼の隣人たちが立ちはだかっ
て悪い奴らをうち負かしていることを知った。
「今では家を立ち去るより、友人や隣人のなかで死ぬ方を選びたい」と彼
は話した。「隣人たちが皆、地域を守るために立ちあがっている。その戦い
を見てワクワクしたんだ」。
スンニ派とシーア派の衝突に揺れる国では、一方が多数を占める地域から
他方が逃げるという例ならば労せずして見つけることができるが、アブ・サ
ラハの話のような例は珍しく、宗派主義の緊張が高まっているという話のな
かでホッとさせられる。そうは言っても、この記事に登場する他の人々も含
めて、彼は身の安全のために名前は一部しか出さないように要請した。
人口600万人のこの都市に同じような話がどれだけあるかは判らない。
あるスンニ派居住地は、最近、武装した「街の監視所」と設置しようとした
のだが、最初の週末に住人8人が射殺されたので計画を中断した。
多くのイラク人は、イラクをスンニとシーアに分裂させようとする宗派勢
力に立ち向かうために住民が立ち上がる例がもっと増えるだろう、と公然と
期待している。スンニ派もシーア派ももともとは互いに平和的に共存してき
たのだ。
「住民が自分たちの地域を守るようになったあと、武力攻撃には大きな違
和感を覚えている」とアブ・アリ警視が指摘した。彼はアブ・サラハが住む
ハイ・アル・アアメル地区をパトロールする警察の幹部だ。
表向きは警察は自警団に反対している。市民を武装させ訓練しようという
アリの提案は拒否されたという。しかし彼も他の仲間も、隣人が自分たちを
守ろうとする意志は尊重すべきものだと認めている。「見てみたまえ。ほと
んどどの家に銃があるが、実際のところ、われわれにもその方が都合よいの
で、この問題に目をつむっているんだ」と彼は説明した。
アンサム・ヤシンは何かが変わったと気づいた。彼女が話をするとき、子
どもはしっかりと抱きつき、彼女の赤くなった目には疲労が浮んでいた。
「殺人者が私の夫を殺す前に、地域の隣人にこのようにしてもらいたかっ
た」と彼女は言った。彼女の夫は、武装した侵入者に連れ去られたあと死体
になって帰ってきた9人のなかの1人だった。隣人たちが自衛することに同
意する前のことだ。
地元の部族指導者の1人サラム師は、夜も昼も交替で地域を守ることにシ
ーア派教徒もスンニ派教徒も賛成した、と説明した。
一部の住民は興奮して自衛のために購入した新しい武器について話した。
また別の者は、襲撃者の軍事的な精緻さについて語り、今後も彼らを追い返
すことがどんなに難しいものになるかについて語った。
しかし戦って彼らを追い返したことは、無法地帯となった場所に何かしら
治安がたもたれるという感覚を生じさせた。
最近、特殊部隊の服装をした侵入者の撃退に功績のあった18歳のアハメ
ド・アル・サイーディは、「彼らは誰かを殺しに来るんだ」といった。「し
かし彼らも何度も来やしないだろう」。
70歳になるハジ・アリは、侵入者に狙いを定めて何度も銃撃した。「彼
らは私たちを撃つことができないさ。私たちは屋根の上にいるんだから」と
彼は言った。「しかし、通りに降りていったとき、どの通りの住人も武器を
構えているのをみて嬉しかった」。
隣人のアブ・アデルも同じ感情を分かちあっていた。「これから毎日ギャ
ングたちの襲撃にあうだろう」と彼は言った。「たとえ命を落とすことにな
ったにしても、このような襲撃を終わらせる潮時なんだ」。
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☆★米・英政府への信頼は低下しつづける
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●米国防長官:講演でやじや質問に防戦一方 イラク開戦
毎日新聞 5月5日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20060505k0000e030040000c.html
「なぜあなたはうそをついたのか」「戦争犯罪者」−。米南部アトランタ
で4日講演したラムズフェルド国防長官が、イラク戦争の開戦責任を問うや
じや、米中央情報局(CIA)元職員らの厳しい質問を浴び、防戦一方に追
い込まれた。
長官に対してはイラク戦争の指揮をめぐり、退役した米軍幹部の間から辞
任要求が沸き起こったばかり。今回の講演はアトランタの研究・教育機関の
主催で一般市民が参加しており、長官にとり戦争の大義に対する国民の疑念
を目の当たりにする機会になったようだ。 ・・・
(略、全文は上記URLでどうぞ)
●英国:与党・労働党が地方選敗退 ブレア首相が内閣改造
毎日新聞 5月5日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20060506k0000m030069000c.html
【ロンドン山科武司】英国イングランドで4日、地方議会選挙が実施され、
与党・労働党が大敗した。これを受けてブレア首相は5日、内閣を改造し、
外務、内務、国防などの主要閣僚を入れ替えた。外相には女性を起用した。
首相は任期を今期限りと明言しているが、大幅改造には、早期退陣を求める
党内圧力をかわす狙いがあるとみられる。
・・・
当初、ブレア内閣の改造は翌週に持ち越されるのではないかとの観測も流
れたが、ブレア首相は選挙敗北のダメージを最小限にとどめるため即座に改
造に踏み切った。
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※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト)
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http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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注)タイトル先頭から「I」が抜けているようですが、そのままにしています。