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再び混迷の時代へ
ロシア大統領、軍事大国復活に意欲・年次教書演説
【モスクワ=坂井光】ロシアのプーチン大統領は10日、クレムリンで年次教書演説を行い、戦略核兵器の増強を軸にした軍拡路線を明確に打ち出した。従来は軍の近代化を重視してきたが、再び軍事大国化へカジを切る。資源外交の強化も打ち出しており、議長を務める7月の主要国首脳会議(サンクトペテルブルク・サミット)を前に、西側との対立が鮮明になってきた。
上下両院議員らを前に演説した大統領は核兵器の宇宙配備の可能性や小型核兵器開発などに言及し「各国の軍拡競争は新しい段階に入った」と指摘した。そのうえで「戦略的な均衡を保たねばならない」と、軍備拡張を強く訴えた。
具体的には、ミサイルに迎撃されにくい大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を進めていることや、1990年以来となる核兵器搭載可能な新型原子力潜水艦二隻を近く配備することを表明。特に、戦略核については今後5年間でミサイル、長距離爆撃機、原子力潜水艦への配備を増強する考えを示した。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060510AT2M1001V10052006.html