★阿修羅♪ > 戦争80 > 613.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□バスラはもはや「安全地帯」ではない [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060509/1147143089
2006年5月9日(火)
バスラはもはや「安全地帯」ではない 2006/05/09
イギリス軍のヘリ撃墜直後、民家の屋根で燃えているヘリの残骸と、周囲に集まって喜んでいる市民の映像(ビデオ)をアルバスラ・ネットが紹介している。
Albasrah people celebrating the downed British helicopter
http://media.abolkhaseb.net/video/060506_IRAK_BASRA_INGILIZ_HELIKOPTERI_DUSTU_001_TU.MPG
救助の英軍部隊が現場に到着する前の現場の雰囲気を伝えている。内外のマスコミで紹介されている映像は、集まっていた群衆と英軍兵士が衝突して以後のものが多い。
またイスラム・メモは、市民と英兵が衝突に至った理由を、墜落で壊された家屋に住人が入るのを英軍兵士が阻止したためだと伝えた。
最近のバスラ情勢について、ヘリ墜落直後に、BBCニュース(ウェブ版)の特派員リサ・ミッチェルが書いた『Basra is a 'safe zone' no more』という記事がある。彼女は先月もイギリス軍に同行してバスラを訪れている。その時の現地情勢を端的に物語るのが次の一節である。
「私は2004年3月にバスラに行ったことがあるが、その頃は『民心の掌握』に力が注がれていた。装甲車のパトロールは子どもたちに歓迎され、兵士は完全武装ながらベレー帽で市場を歩いていた。」
「今では、彼ら(英軍兵士)は基地内のトイレに行くのにさえヘルメットと防弾チョッキを身に着ける。かつてはイラクの『安全地帯』と見なされていたが、米国大使館のレポートがバスラ市は今では事件が多発する北部の都市並みに危険なところとなった指摘したように、武力攻撃がエスカレートするようになった。」
特に、夜間になると基地には迫撃弾が撃ちこまれ、昼間はしばしば道路脇爆弾や自動車爆弾に襲われる。イギリス軍も最近では、離れた地域への移動は車両よりもヘリや飛行機を使うようになっており、今回ヘリが撃墜され、しかも地対空ミサイルが使用された可能性もあるという事実は、英軍関係者に想像以上の衝撃を与えたようだ。
作成者 山本史郎 :2006年5月9日(火) 11:59 [ コメント : 0]