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Sasayama's Weblog
「ブレア英首相に対し退陣日程明確化要望書」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=597
より引用
ブレア英首相にとって、「労働党にとっての最悪の血の日曜日」(Labour’s bloodiest Sundays )となってしまった統一地方選での労働党の惨敗をうけて、労働党の国会議員の間に「7月までに退陣時期の公表を求める回覧要望書」( the round-robin letter)が回わされ、既に、この要望書に署名を決意した下院議員が50名に上っているという。
各議員たちの意見はこちらのサイト「MPs agree with Blair letter, but few will sign it」ご参照
この回覧要望書の現物のテキストは、David HillによってBBCに、送られてきた。
これがそのテキスト「Full text: Labour MPs’ letter 」である。
これに加えて、BBCの「Sunday AM 」というテレビ番組で、次期首相候補のブラウン財務相が、「私の次なる政治的経歴の段階において、労働党が4回目の勝利を得るとの希望を持って、労働党の新たな連帯を広めるために、決意をした。」と強調したことで、にわかに、ブリア政権の行く末に風前のともし火がともることになった。
発言の詳細は「Waiting in the wings 」参照
これが、そのビデオ(32:39ころから始まっています。)
当初、ブレア首相は、三期目までは、労働党党首を務め、その後は無いとの言明をしていた。
ブラウン財務相は、おなじBBCのテレビ番組で、次のようにも言っている。
「私は、過去25年間、労働党が分裂し、過激派が引き継ぎ、穏健派が、党でのコントロールを失ってきたことは、労働党にとって、災難のレシペ(recipe for disaster)で、あった。」とも語っている。
中略
以下は、テキスト「Full text: Labour MPs’ letter 」の原文の概訳である。
「親愛なる同志各位
労働党のメンバーとして、われわれは、9年前の選挙以来、われわれ労働党政権によって、確実なものとした歴史的な達成成果について、祝い、そのことについて、認めたい。
公共事業における投資レベルや、すべての賃金レベルでの実績、空前の長期にわたった、経済安定の期間、イギリスの国家諸制度の改革と権限委譲、それらは、すべて、イギリスの人々が、われわれ労働党に信頼を置いたことによる適切な証となりうる。
この実績は、いまや、将来のリーダーシップや、労働党の方向についての絶え間の無い、そして、衰弱させる思いの深まりによって、暗い影を投げかけられている。
そして、この疑いは、労働党の伝統的な支持者とも、そして、1990年に始めて労働党に入党した人々とも、それらの人々と労働党とをつなぐ能力に、直接、衝撃を与えている。
個々の労働党党員は、2004年10月にブレア首相によって、大会の最初に発表されたように、方針転換は、厳格に、整然と、効率的な方法で、行われるべきであるとする、「われわれの党とわれわれの国家」ビジョンに、最善を見出して、行動していると信じている。
われわれは、同時に、この方針転換は、われわれの党が、単に、新しいリーダーを選ぶというにとどまらず、過去の不毛な反対におわらない、首相執務室の責任それ自身を刷新し、新しい活力を与えうるものとするように、そのためのコンサルテーションと討議と、それらの反映をしうる期間を伴うべきであることは不可欠であると信じてきた。
われわれは、更に、それらの方向転換は、対峙する保守党が、無慈悲を楽観主義に置き換え、政治刷新の高潔なプロセスを、政策の空洞として提示することを明確に意図し、挑戦してくることに備え、労働党が、その準備のために十分な時間を持って、行わなければならないことも、信じてきた。
いかなる整然とした民主主義的変更の前提条件においても、明確なタイムテーブルがあり、透明化した手続きがある。
不幸にも、19ヶ月前にブレア首相が扇動した手続きには、その両者とも、まだ見られていない。
したがって、。われわれは、NEC(Labor Party’s National Executive Committee )に対して、ブレア首相と相談の上、今議会開会の終わりまでに、首相退陣の明確なタイムテーブルと、新労働党首選出手続きについてのレイアウトを問う。
われわれは、このような表明が、労働党政府の引き続いての樹立成功を保証し、労働党と、英国民との絆をより新しいものにするであろうことを、強く信じている。
以上」