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(回答先: イラク戦争の裏側にナゾを見るアルジャジーラに答える憎まれ愚痴 投稿者 木村愛二 日時 2006 年 5 月 07 日 21:48:58)
最初に退場したのは、アメリカ、イギリス、イスラエルと、アムネスティー・インターナショナル。それを観た時、それをしちゃあバレバレじゃないかと、さすがに思った。ボルテール・ネット(英版)のイズラエル・シャミールのインタビュー記事で、彼がそのことを言及しているのを見て、はっきり言う人もいるもんだなと思った。これまでマスコミも世界中の論者もそのことを名指しで触れたことが無い。個人的にはもう四半世紀の付き合いになるから知ってはいても、私も敢えて公言はしていない。自分に対する社会的トラブルや不要の誤解を避けていた感がある。
シャミールのインタビューについて言えば、アムネスティーの他に国境無き医師団を挙げている。私はそれと同様に国境無き記者団とグリーンピースも加えることができる。
この世界は実に深刻だ。まあ余剰資金を供給できる主は限られているから当然とも言える。戦略以前にユダヤ・キリスト教的文化・倫理環境が背景にあることも、負の側面以外に知る必要がある。欧米の富豪達は個人所得の7割以上を常時慈善団体への寄付に充てている例が珍しくない。(個人的な話だが、およそ富裕とは縁遠い私でも臨時収入があれば、取りあえず寄付先の検討をする。祖父母の代からキリスト教徒のことが関係しているかもしれない。周りにも平素の収入以外は全て寄付している者がいる。)
結果として多くの富豪を擁しているユダヤ系は、世界の財団の強力なパトロンとなり、更にそれが共通人脈によってネットワーク化する。教育・研究・人権・平和・環境保護と全てのジャンルを網羅して支配することになる。戦略以前に気付いた時には既にそうなっていたというのが現状だ。功利的な戦略のみでないところに、強みと一朝一夕では築けない歴史がある。むしろ既に出来上がっているネットワークが統一した意思を持って働き出したというのが実相に近いと考えられる。だから日本人には歯が立たない。市場の成長が終わり、構造的な営業収益、資本収益率の全般的低下によって世界経済の余剰がタイトになればなるほど、最後の市場差益の草刈場である金融・資本市場の支配者の影響力は突出したものにならざるを得ない。最後の悪徳の巣となるのも必然といえる。
でも、木村さんにも伝えたいのだが、日本の悪徳は下品で露骨なだけ嫌われ易いが、現世主義者の集まりだから、これもまた別の次元で救われる可能性はないことを自覚すべきだ。
反ユダヤ主義には近親憎悪の感がある。世界から米英イスラエルと日本の4つが無くなれば、世界は今よりずっと良くなるというのが私の持論だ。
これらの国に共通するのは、いずれも先住者を排除して侵略者の造った、最初から権力が存在する国民という点だ。自然社会ではない最初から階級性がある。分かりやすく言えば、日本人とアイヌ人の精神性の違いを理解すればいい。深く知れば知るほど彼我の差は大きい。同じ事は、米英イスラエルにも言える。現在の住人と先住者の倫理性の差はきわめて大きい。現世の力の物差しでしか計ることができない文化無しだ。要するにこれら4国は生まれながらにして悪党というわけだ。
これに反論するには、労働者の人権を守り過労死を無くして、サラリーマンや商人が平気で「勝ち組」やら「負け組」という言葉を使い足の引っ張り合いをする低次元を、国民の中から一掃してからにするべきだ。それもファシズム、即ち社会の暴力化、軍事化無しでだ。
「工場の前で憲法が止まる。」と言われ続けた、労働争議権の行使も許さない奴隷根性と倫理無き生活主義の民族から、その憲法さえ無くなるのは時間の問題となってしまった。それが国民の右傾化というから救えない。今度の一億玉砕の後は、もう誰も救ってはくれない。