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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060504i412.htm
【サントドミンゴ(ドミニカ共和国)=中島慎一郎】6月4日に予定されるペルー大統領選決選投票は、左派「ペルーのための連合」のオジャンタ・ウマラ候補(43)と中道左派アプラ党のアラン・ガルシア元大統領(56)との間で争われることが3日、決まった。
このため、“左傾化”の進む中南米でまた「左の政権」が誕生することが確実となった。
中央選管が同日発表した、開票率99・98%の集計結果で、ウマラ候補は30・62%、ガルシア候補は24・3%をそれぞれ得票。2位を争っていた中道右派、国民統合のルルデス・フロレス代表(46)は23・8%と伸びず、敗北を認めた。
ウマラ候補はフジモリ政権時代に反乱を率いた元陸軍中佐で、民族主義者でもある。対米自由貿易協定(FTA)の見直しや鉱物資源開発への多国籍企業参画の見直しなどを公約に掲げる。「(自分は)反米主義者ではない」と主張しつつ、「反米・左派」のベネズエラのチャベス大統領やボリビアのモラレス大統領と親密な関係を築いている。
一方、ガルシア候補も米国流の新自由主義経済政策には慎重な姿勢を示し、貧困対策や農業支援などを主要な公約としている。
4月下旬に実施された民間の世論調査結果によるとガルシア候補が支持率43%で、ウマラ候補を6ポイント上回っている。フロレス陣営や4位のフジモリ派の支持層を巡る、激しい争奪戦が繰り広げられている。
(2006年5月4日19時11分 読売新聞)