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「琉球新報」
◇九条変えるな/自衛隊明記を 護憲・改憲派が集会
施行から59年の「憲法記念日」となる3日、県内各地で憲法に関する講演会が開催された。憲法改正の手続きを定めた国民投票法案の提出など、改憲に向けた動きが具体化する中、憲法九条の是非については、護憲派は「憲法は一字一句変えてはならない」、改憲派は「自衛隊を憲法に位置付けよう」と訴えた。
護憲派は憲法講演会(主催・県憲法普及協議会、沖縄人権協会、日本科学者会議沖縄支部)を那覇市民会館で開催し、1500人(主催者発表)が参加。元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏(58)は、国民投票法案を憲法九条を守る“最後の砦(とりで)”と位置付け「『九条を国民が守る』と世界に示すことが国際政治の枠組みを変える力になる」と、一人一人が平和憲法の理念を守る一票を投じることが重要と訴えた。
天木氏は、中東紛争を目の当たりにし「武力行使で平和は訪れない。国際貢献として自衛隊を紛争地に派遣することも大きな間違いだ」と強調。その上で「憲法はこれまでほんろうされた日本の歴史を体現したもの。一字一句変えてはいけない」と改憲の動きが進む現状に危機感をにじませた。
国旗国歌推進沖縄県民会議は「憲法改正促進沖縄県民の集い!」を宜野湾市のカルチャーリゾートフェストーネで開き、約30人が参加した。
(5/4 9:42)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-13346-storytopic-1.html
*どうして講演した天木さんの写真が載らないの?
「沖縄タイムス」(*天木さんの講演記事のみ転載)
◇「改憲反対世界に」/外交評論家天木氏講演
「平和の理念を掲げる九条の価値を世界に」「国民投票法の早期成立で改正憲法を」。施行から五十九年を迎えた憲法記念日の三日、各地で護憲、改憲両派の集会が開かれた。国民投票法をめぐる議論が進むなど改正への動きが現実化する中、憲法のあるべき姿が論じられた。県内でも三日、護憲、改憲派の講演会や集会が開かれた。
県憲法普及協議会などが主催する憲法記念日恒例の講演会が三日、那覇市民会館であった。元レバノン大使で、イラク戦争に反対して外務省を辞めた外交評論家の天木直人さん(58)が「私の人生を変えたイラク戦争―憲法九条を世界に発信しよう」と題して講演。「一人でも多くの人が改憲に反対して、日本は九条を守ったというメッセージを国際社会に示そう」と訴えた。約千五百人が聴いた。天木さんはイラク戦争について、本当の目的が大量破壊兵器の排除でなかったことは明らかで、米国はイラクに基地を造って中東を支配しようとしていると指摘。「平和と安全を願う国際社会にとって、いまや最大の脅威は米国だ。日米関係の最優先は根拠のない思い込み」と話した。
また米軍再編は「歴史的な誤りだ」と述べた。テロに対応するための米軍の世界戦略で、沖縄を含めた在日米軍の配置はそのためのものなのだとした。「アラブの反米武装勢力が日本を敵視しているとは思えず、米軍と一体化して自衛隊が戦地に行けば、日本は自らを危険な目に追いやることになる」と語った。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200605041300_01.html