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(回答先: 確かにこの日(2001/9/10)ラムズフェルドはそのようなスピーチを行なっていますが，ちょっと．．． 投稿者 馬場英治 日時 2006 年 4 月 30 日 03:34:08)
ご注意、感謝。「盗まれていた」はうかつでした。９月１０日ラムズフェルド演説は貴重。
たしかにこの９月１０日の「ラムズフェルド演説【最後にThank you very much. [Applause.]とありますので聴衆を前にしたスピーチのようです】」を読むと、追跡できない累積の（いつからなのかは分からないが）使途不明金が２．３兆ドルある、ということで、内部の連絡と統一性の無さを強調して「官僚主義」を非難し、ペンタゴンの「内部改革」を推し進める、という言い方になっています。
つい掲載記事の見出しにつられて「９・１１前日に盗まれた」と書いてしまったのは、非常なうかつさでした。ご注意、深く感謝します。（時々やってしまう私のうかつな投稿やミスに対して、どなたからかお灸をすえていただくので、皆様方には常に感謝しております。）
もちろん２．３兆ドルと言えば、今のレートで２５０兆円を越すかな？大変な金額で、これが単なる事務上のミスの累積でないことは明らかです。紹介の記事の作者に言わせると、この「使途不明金」が結局はユダヤ・ロビーとＰＮＡＣによる新しい軍事政策のために使用されたのだから「盗まれたも同然だ」と言いたいのでしょうが、やはりここまでの根拠の無い断定はデマと言わざるを得ないでしょう。
しかし、ラムズフェルドが９・１１の前日に、「敵」が米国の安全保障に深刻な脅威を与えている、その「敵」はペンタゴンの官僚主義だ、と語り、「ペンタゴン改革」を強く訴えているのはまことに示唆的です。『私はペンタゴンを攻撃する意図は持っていない。それを解放するのだ』という言い方です。
当然、この発言のバックにはポール・ウォルフォヴィッツ、ダグラス・ファイス、リチャード・パール、そして話題のドヴ・ザクハイム等々といった連中が控えていることは確かで、次の日の「テロ攻撃」が彼らにとって「ペンタゴン解放記念日」となったことは言うまでもないと思います。
馬場英治さんが引用しておられる箇所
A new idea ignored may be the next threat overlooked. A person employed in a redundant task is one who could be countering terrorism or nuclear proliferation. Every dollar squandered on waste is one denied to the warfighter. That's why we're here today challenging us all to wage an all-out campaign to shift Pentagon's resources from bureaucracy to the battlefield, from tail to the tooth.
は、おっしゃるような「大統領が･･･」というよりも「無駄飯食らいの官僚の地位に甘んじているようなヤツはテロとか核の拡散に直面することになるぞ」という、ペンタゴン内の反ネオコン派に対する恫喝ではないか、と感じます。だとすると、それが次の日に現実のものとなったことで、おそらく彼らは心底震え上がったのでしょう。彼らにはその「意味」が即座に理解できたでしょうから。
これが「ペンタゴン攻撃」の本当の理由なのかもしれません。ひょっとすると、「ラビが２兆３千億ドルを盗む！」の記事を掲載したZakheim Mastermind 911とThe Truth Seeker、および私は、早とちりのデマを作ってしまったのかもしれませんが、９・１１のドサクサに紛れて多くの人の記憶から失われていたこのラムズフェルド演説をもう一度白日にさらす、という「怪我の功名」だった可能性があります。
あるいは、「２．３兆ドルの使途不明金」に関する何かの資料がちょうど「テロ攻撃」を受けた場所にあったとか･･･。考えすぎかな？これは。でも、ＷＴＣでもどうして第７ビルまで破壊されなければならなかったのかの理由として『証拠隠滅』の線は十分にありえますので、これもあながち「空想」とは言い切れないでしょうね。
（参照）
http://asyura2.com/0601/war80/msg/270.html
爆破解体前のＷＴＣ７に巣食っていた悪魔どもの一覧
いずれにせよ、ご紹介いただいたラムズフェルド演説は貴重な資料です。ありがとうございました。
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