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http://la-news.cocolog-nifty.com/lanews/cat2186330/index.html から転載。
カストロ後のキューバを考える(その3)
(反体制派の懸念)
キューバの体制移行がそれほどソフトに行くとは考えていない別のグループがいる。
「フィデルのあと、不安定と混乱の危険が極めて大きい。」オスワルド・パヤーが言う。パヤーは、「キリスト教解放運動」という小さい反体制グループのリーダーである。
また、2003年3月に逮捕された75人の反体制者の中には、パヤーのグループのメンバーがいる。
パヤーは、キューバの治安当局が、カストロが死んだ場合、パヤーを逮捕し殺すと脅しているという。
議長死後のそうした行為を避けるため、より民主的な体制へ平和的に移行させるための、対話確立の活動を支援している。
しかし、カストロ後のキューバ将来を検討しているのは、同国内のみではない。
カストロ後のキューバを考える(その4)
(アメリカのプラン)
ワシントンでは、ジョージ・W・ブッシュ政権が、キューバの「移行コーディネーター」にカレブ・マカリーを任命した。
マカリーは、自分の仕事が「47年間の野蛮な専制政治から、キューバ人に自由を取り戻させること」だと言明している。
これを実現するため、マカリーは5900万ドルの予算を得て、「移行を加速」するとともに、ラウル・カストロもさることながら、フィデル・カストロ議長の後継者たちとされるカルロス・ラヘ副議長からフェリペ・ペレス・ロケ外相に至るまで、自動的にフィデルの地位を継がさせないことを目指している。
「専制独裁の継続が計画されている。」とマカリーは言う。「我々は、自主権と自由で公正な選挙をキューバ人に取り戻すプロセスに支援を与えている。」
こうした公的なイニシアティブに加えて、マイアミにいる数多くの亡命キューバ人が帰国を夢見ている。
たとえば、ロンバルド・ペレスは、共産党の支配のないキューバで自動車販売をする計画を持っており、コンサルタントのホセ・カンセラは、10億ドルの投資が待っていると言う。