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□イラク人が米軍撤退を迫るまで米軍はとどまる、という証拠 [イラク情勢ニュース]
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001214;jsessionid=4xuhmaxqj1
2006/04/27(木)
[飛耳長目録 today'snewslist]
☆イラク駐留米軍、年内に3万人削減へ CNN 4月27日
☆イラク人が米軍撤退を迫るまで米軍はとどまる
☆イラクへの米兵派遣は「誤り」が55%、世論調査
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☆★イラク駐留米軍、年内に3万人削減へ
CNN日本語版 4月27日
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http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200604270002.html
(CNN) イラク駐留米軍のケーシー司令官は年末をめどに、イラクに駐
留する米兵を約3万人削減する意向にある。米軍関係者が26日明らかにし
た。
同司令官は追加削減も検討しており、15旅団から10旅団前後に減らす考
え。米兵はイラク国民議会選挙が行われた昨年12月に16万人前後まで増
強されたが、現在は約13万人で、年内には10万人を切ると見られている。
・・・ (略)
※こういう記事を読んだときには、次の記事に書かれているようなことも
思い出しましょう。
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☆★米軍は去らないと証拠が物語っている
TheEvidenceShowstheUSIsn'tLeaving
DISSIDENTVOICE(反体制の声) 2006年4月24日
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http://www.dissidentvoice.org/Apr06/Zeese24.htm
イラク人が米軍撤退を迫るまで
米軍はイラクにとどまる
米軍は去らないと証拠が物語っている
(ケビン・ジーズ: www.dissidentvoice.org 2006年4月24日)
メッセージは明快だ。事実、全イラク国民にとっても全世界にとっても、目
をみはるほどの巨大さなのだから。100エーカーの敷地といえば、模範的な
米国大使館の敷地の10倍であり、国連敷地の6倍以上であり、バチカン市国
の領域に匹敵する。それがバグダッドの中心部にある米国大使館の複合施設で
あり、中東およびその地下資源を支配する米国のセンターなのだ。
(訳注: ここに建設中の米国大使館の写真が入る)
http://www.dissidentvoice.org/Apr06/Zeese24.htm
チグリス河畔にそびえる施設内の建物は近代的な要塞のようでもある。独自
の電力源と水道を完備して、バグダッドのど真ん中に鎮座することになるだろ
う。米軍がイラクから立ち去る計画をしていると考える者がいるとしたら、建
設中の米国大使館こそ「ここにとどまるゾ!」という意志を突きつけるものだ
ろう。
駐バグダッド米国大使館の輪郭が大きくなるほど、米軍は撤退するつもりは
ないという強い意思表示も強くなる。ブッシュ大統領は既に任期いっぱいは駐
留すると語った。だが言葉以上に重要なことは、巨大な大使館建設が発するメ
ッセージを、イラクへの「永久」基地建設が補強しているということだ。
米国防総省はドイツや韓国にある米軍基地に対してさえ「永久」という言葉
の使用を好まない。婉曲(えんきょく)に「永続基地」とか「有事に備えた作
戦基地」という言葉が使用されている。そのような言葉だと「永久基地」とい
う言葉より、イラクに反米的な不安感を生じさせることが少ないようだ。
イラク駐留有志連合軍の作戦参謀副官であるキミット准将は、2004年3
月時点で『シカゴ・トリビューン』(※1)の取材に、「これは中東でどのよ
うな軍事行動が可能かの青写真である」と語った。オリンピア(ワシントン)
のエバーグリーン州立大学で地政学を研究するゾルタン・グロスマンは、『ク
リスチャン・サイエンス・モニター』(※2)に、1989年にベルリンの壁
が崩れて以後、米国はポーランドとパキスタンのあいだに(イラクを除く)弧
を描くように35の基地を創設してきたと話した。彼は米国がその地域に「影
響力」を及ぼすようになっていると主張する。クリスチャン・サイエンス・モ
ニターは、『沈まぬ太陽−−在外米軍基地のネットワークに抗して』の著者で
あるジョセフ・ガルソンが、戦争と基地は膨大な石油資源を持つ中東地域をめ
ぐる米国の支配権を維持することを狙っていると述べた、と報じている。
※1 http://www.globalsecurity.org/org/news/2004/040323-enduring-bases.htm
※2 http://www.globalsecurity.org/org/news/2006/060403-iraq-bases.htm
その計画には、長期に継続する施設をイラクに建設することを含んでいる。
基地には金属製トレーラーやテントではなく、コンクリートで築かれた事務所
と兵舎が併設されるだろう。建物は迫撃弾の直撃に耐えるように設計される。
最初の建設資金2005年5月に議会で承認された820億ドルの補正予算に
計上された。
※訳注: 「イラクで計画されている永久基地」の地図がここに入る
http://www.fcnl.org/iraq/bases.htm
もっと詳細な地図は、次
http://www.globalsecurity.org/military/facility/iraq-maps.htm
2006年4月に『クリスチャン・サイエンス・モニター』(※3)は次の
ように書いた−−、「ペンタゴンはイラクに基地を存続させたいのだろう。国
防総省は既に10億ドルかそれ以上を費やして、地下壕など長期使用の基地に
特有の施設を建設している。イラクにある幾つかの米軍基地は巨大なものだ。
例えば、キャンプ・アナコンダ(バクダッドの北)は15平方マイルの敷地に
2つのスイミング・プールと体育館、小型ゴルフ場、封切り上映館があること
を自慢する。イラクとアフガニスタンの戦費をまかなう676億ドルの緊急予
算には、更なる基地建設のための3億4800万ドルを含んでいる」。
『グローバル・セキュリティー・ウォッチ』の2004年3月23日付によ
ると、少なくとも2年間はイラクに駐留することを想定して、何千人もの米軍
兵力を長期に駐留させるために、米軍は14の永続基地建設を企んでいる。米
軍はバグダッド、モスル、タジ、バラド、キルクーク、およびナシリヤ近郊、
ティクリート近郊、ファルージャ近郊、アルビルとキルクークの中間点などに
ある旧イラク軍基地から出撃する計画で、・・・バグダッドとモスルにある飛
行場を補強し・・・」。
イラクで長期に軍事基地を維持することは、現在の兵力レベルの半分以下で
ある5万人に兵力を削減するとしても、多額の予算項目となるだろう。ジョー
ジ・ワシントン大学で安全保障政策研究所の所長をつとめるゴードン・アダム
スは、年間費用は50億ドルないし70億ドルにのぼると見積もっている。
資料: ペンタゴンが2005年に「永続基地」と呼んだ14ヶ所
(出典: GlobalSecurity.org)
1)GreenZone(Baghdad)
2)CampAnaconda(BaladAirbase)
3)CampTaji(Taji)
4)CampFalcon-Al-Sarq(Baghdad)
5)PostFreedom(Mosul)
6)CampVictory-AlNasr(BaghdadAirfield)
7)CampMarez(MosulAirfield)
8)CampRenegade(Kirkuk)
9)CampSpeicher(Tikrit)
10)CampFallujuh(RailStation?)
11)Unknownname(Nasiriyah)
12)Unknownname(betweenIrbilandKirkuk)
13)Unknown
14)Unknown
ブッシュ大統領は米軍が駐留するのは「必要なかぎり」であり、「それ以上
ではない」と主張した。またラムズフェルド国防長官は2005年2月17日
に議会で、「現時点で、イラクに永久基地を設置するつもりはないと皆さんに
約束する」と証言した。2005年5月に長期基地のための最初の資金が議会
で承認され、建設が今進行しているのをみると、これらの主張は信じがたいも
のである。
インターナショナル・クライシス・グループのジョースト・ヒルターマンは、
「彼らが(イラクに)進攻した理由の1つは、彼らが軍事作戦をサウジアラビ
アからシフトする必要があったからで、イラクはたぶん湾岸地域において米軍
の駐留を支えることができるという条件にかなった大国の1つであった」と述
べた。米国がサウジアラビアの替わりにイラクを望んだという構想は、『バニ
ティー・フェア』とのインタビュー(2003年)でウォルフォビッツ国防副
長官(当時)が次にように語った言葉からも知られている。「われわれは今、
米軍のほとんど全部をサウジアラビアから(イラクに)移動させることができ
る。12年間のサウジ駐留は友好国にとって厄介な問題の元ともなっていた。
それがアルカイダが新人を募集する仕組みでもあった」。
2003年4月20日付の『ニューヨーク・タイムズ』記事−−「米国は新
たなイラク政府と長期的な軍事協力を計画しており、その1つはペンタゴンに
軍事基地の利用を認め、不安定な地域(中東)の心臓部にアメリカの影響力行
使を認めることだろう」。
2005年5月の『ワシントン・ポスト』はイラク駐留米軍を4つの巨大基
地に統合するのを求める計画を報道した−−「南部はタリル、西部はアサド、
中部はバラド、北部はアルビルまたはカイヤラハ。各基地は航空兵力と支援兵
力に応じて戦闘旅団を支援することになる」。
2005年1月には、ペンタゴンが恒久的な軍事通信システムをイラクに建
設中だと報道されたセントラル・イラク・マイクロウェーブ・システムはイラ
ク全土にある12の通信塔で構成され、キャンプ・ビクトリーと繋がるファイ
バー・オプティック・ケーブルによってイラク国内にある有志連合軍の基地に
繋がる。米軍はまたバグダッドと模するの飛行場を補修・増強し、米軍が北に
むかう主要ルートに道路70マイルを再建する計画も立てている。
米軍の長期的イラク駐留にむけて設備は建設中である。米国がイラク占領の
多額の経費と体勢維持に疲弊するまで(現在は毎月100億ドル)、あるいは
イラク人が米国に撤退を迫るまで、バグダッドは中東に駐留する米軍の作戦本
部となるようだ。米国は縮小してきてはいるが地球の広大な石油資源の上に居
座るのであろう。
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☆★イラクへの米兵派遣は「誤り」が55%、世論調査
CNN日本語版 4月26日
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http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200604260034.html
ワシントン(CNN) 米国民の55%が、イラクへ米兵を派遣したのは「誤
り」だったと考えていることがCNNの最新世論調査結果で25日判明した。
逆の回答は39%、「分からない」が5%だった。
CNN、USAトゥデー、ギャラップ社は今年1月、2月、3月と類似の世論
調査を実施しているが、25日発表のそれぞれの数字と大きな違いはない。イ
ラク戦争の大義の正しさを主張し続けるブッシュ政権への信頼が崩れているこ
とを物語っている。
・・・ (略)