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2006.04.27
「まず組閣に関して言えば、当事者同士で真剣な対話を続けており、
15日間で終了するよう各方面に要請しています。
イラクでは外国から入った武装勢力がテロ事件を引き起こし、
それがきっかけでシーア派とスンニ派の対立が一層激しくなりました。
しかし我々はかつて宗派の区別なく仲良く
協力して暮らしていた時代に戻ることを願っています。
イラクは内戦状態には陥っていないと思っています。
イラクの政治家や宗教指導者達は内戦の勃発を阻止する為に努力しています。
全ての英知を結集して内戦を防ごうとしているのです。
安全と平和を確保する為には、治安の基礎となる内相や国防相というポストは
特定の政党から独立し、影響を受けない人物が就くべきです。
私は宗派や民族を超えた和解会議を開催する必要があると思います。
これまでの会議は名目だけでしたが、
私が提案する和解会議は必ず実のあるものになると思っています」
「イラクはいまだに国造りの途上にあり、
警察や軍隊は完全に治安を維持できていません。
ですからアメリカを中心とした多国籍軍は今後も駐留し続けるでしょう。
イラクの治安部隊が十分な訓練を受け、
治安維持に必要な能力を備えることができれば、
外国の部隊の撤退について具体的に話し合いを持ちたいと思います」
インタビューしたNHKの斉藤憲寛記者は、
「争点になっているのは、内相のポストです。
今の暫定政府で内相にはシーア派の民兵組織の幹部が就任しており、
いわば治安機関が宗派対立の当事者になっているとさえ言われ、
スンニ派などからの反発を招いています。
マリキ氏が内相に本当に中立的な人物を登用できるかどうかが
組閣作業の鍵を握る問題になっています」