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【ワシントン和田浩明】米ニューヨーク大と人権団体は26日、米軍に虐待、拷問されたり死亡したりした対テロ戦争での拘束者が約5年間で約460人に達し、関与した米軍関係者は約600人に上るとの調査報告書を公表した。
調査は同大とヒューマンライツ・ウォッチ、ヒューマンライツ・ファーストが05年3月から実施。政府・米軍文書や被害を訴える人の聴取、各種報道などを基に、虐待事例の捜査や関係者の処分の全体状況をまとめた。
01年以降、アフガニスタン、イラク、グアンタナモ米海軍基地(キューバ)で、330件の虐待事件を確認したが、今年4月の段階で、うち120件は未捜査または未解決だという。捜査が行われた210件には410人の米兵や将校、軍が雇用する民間人が関与していたが、懲役刑になったのは40人で、禁固1年以上の有罪判決を受けたのは10人にとどまった。
捜査が行われても、不十分だったり刑事処分が行われない事例もあった。米兵のイラク人拘束者虐待事件が起きたアブグレイブ刑務所で、尋問を受けたイラク人が03年11月に死亡した事件では、海軍兵士10人と米中央情報局(CIA)の担当者が関与を疑われた。捜査後、兵士9人は非刑事処分で1人は釈放され、CIA担当者も刑事訴追が行われていないという。02年8月にアフガンで拘束者が死亡した事例でも、証拠を隠滅した士官が戒告処分を受けただけだった。
ニューヨーク大などの調査担当者らは「虐待は広く行われているが適切な処分がなされていない」と指摘した。
(毎日新聞) - 4月27日11時17分更新
引用ここまで URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060427-00000034-mai-int