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(回答先: Re: 米国ユダヤ・ロビーの「左右」の顔とその本体【M.フレイタス:IAR-Noticias】(後半) 投稿者 馬場英治 日時 2006 年 4 月 26 日 22:34:17)
馬場英治さん、ご無沙汰しております。拙い訳文を《エクソダス2005》にご転載いただき、ありがとうございます。
日本ではマニュエル・フレイタスのようなスペイン語圏の論客が紹介されることは極めてまれで、少しでも多くの日本人にラテンアメリカのジャーナリストが持っている「切実な危機感」を感じていただくための機会を広げていただき、非常に喜んでいます。
このフレイタスの論文は、私から見ても(おそらく本人はもっと強く感じているのでしょうが)ユダヤ・ロビーの『本体』についてまだまだ言い足りないことが多く残っているはずです。後半の最初の説明にも書きましたが未消化な表現も目立ちます。しかしフレイタスは、「右翼」ばかりが槍玉に挙げられる昨今の欧米の言論界に言い知れない危機感を感じて、今回の論文を書いたように思います。
今回の彼の論文に書かれたことが全て当たっているかどうかは別として、そのような問題意識が馬場英治さんの問題意識と同調したのではないか、と、勝手ながら推測しております。
一つだけ質問があります。ごくつまらないことなのですが。《エクソダス2005》に転載されたIARNoticiasの最初の見出しと写真の箇所は英文で書かれてありましたが、これを見て「アレッ?」と思いました。確かIARNoticiasの英語版は出ていなかったと思っていたのですが。あれは機械翻訳で英訳したのでしょうか。あるいは身近にスペイン語と英語が解る方がおられるのでしょうか。もし気が向けばご解答ください。
以上です。今後とも宜しくお願いします。
追伸:
IARNoticiasはアルゼンチンが本拠地の情報誌なのですが、実に奇妙な雑誌です。たとえばこのマニュエル・フレイタスの「ユダヤ・ロビーの二つの顔:ブッシュ以前と以後」という見出し部分の右横に、「Jerusalem Everything」と書かれたCMがあって、イスラエル製の手作りのみやげ物や装飾品のカタログを見ることができます。
http://www.iarnoticias.com/secciones_2006/norteamerica/0030_dos_caras_lobby_judio_17abr06.html
またイスラエルとパレスチナに関して書かれてある記事の横に、「イスラエルに花を贈ろう」というエルサレムの花屋のCMが載せられていることがよくあります。
いずれも記事の内容はイスラエルとユダヤを的確にボロクソに書いているものばかりで、シオニストが読めばカンカンに怒って一発で「アンチ・セミティスト!」とレッテルを貼り付けそうなものばかりなのですが。
あまりに開けっぴろげなので(普通なら「中立」のふりをして正体を隠しますので)、ひょっとするとイスラエルの中で反シオニスト・グループ(少数ながらいますが)の経営している店がCMを出して運営経費の一部を支えているのかもしれません。うがった見方をすれば、この開けっぴろげさもシオニストの戦術の一つなのか?(まさかネエ)などとクビをひねる次第です。
こういったユニークな情報誌なので、私は常に目を通しています。本当なもっともっと翻訳したい文書が多くあるのですが、個人の力では限界があり、時折の紹介になってしまいます。