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□エジプトのリゾート地で爆弾テロ 外国人含めて85人が死傷 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1885451/detail
エジプトのリゾート地で爆弾テロ 外国人含めて85人が死傷
【アルジャジーラ特約24日】24日夕、紅海沿いのエジプトのリゾート地ダハブの外国人観光客でにぎわう場所で、爆弾3発が爆発、少なくとも23人が死亡、62人が負傷した。ダハブ町は、外国人のバックパッカーに人気のあるビーチとダイビングスポットの中心地。
爆弾は観光用のメインストリートに立ち並ぶ複数のレストランで爆発し、窓や家具が粉砕され、床には血だまりが幾つもできていた。人々は食事の途中だったが、現場から逃げ出した。また、みやげ物や手工芸品、宝飾品などを売るバザール(市場)の中でも爆発があり、少なくとも8店舗が破壊された。
エジプト内務省の発表によると、死者23人の中には、ドイツ人の少年1人と国別不明の外国人2人が含まれている。
62人の負傷者のうち20人が外国人で、その内訳は、オランダ人3人、英国人3人、イタリア人2人、ドイツ人2人、フランス人2人、韓国人、レバノン人、パレスチナ人、米国人、イスラエル人、オーストラリア人各1人など。
折りからエジプトの春の祭り「シャム・エル=ネッシム」の最中で、内務省によると爆発の標的になったのは、ネルソン・レストラン、アラジン・カフェ、ガザラ・スーパーマーケットだった。
ダハブはイスラエルからの観光客も多いので知られているが、同国当局者は。イスラエル人の死傷者については知らないとしている。
町民たちによると、レストランの外には人体の一部や残がいが目撃され、午後7時15分(グリニッチ標準時 午後5時15分)ごろ、爆弾が爆発すると町の市場から煙が上るのが見えたという。
目撃者のアハマド・サミールさんはアルジャジーラに対し、「外国人たちは怖がってパニック状態でした。私たちにどこへ行ったらいいのか、脱出する方法はあるのかと聞いていました」と話した。
爆発現場の一つに近いカフェの従業員は、他の目撃者と同じく名前を明かさずに、「死人をたくさん見たよ。人たちは叫び声を上げていた。病院に運ばれたよ。どこも警察官ばかりになった」と話した。町民の一人は「通りは人体の一部や残がいだらけだった・・・救急車や乗用車が人たちを病院に運んでいた」と語った。
モハメド・ハニ南シナイ県知事はロイター通信に対して、3発とも自爆テロリストの仕業で、過去2年間にシナイ半島のリゾート地で2回起きた同時3発の爆弾テロ事件で使われたより強力ではなかったとしている。同県知事は「爆発は前回のケースより弱かったが、今回は自爆テロだった」と語った。
しかし、同県の複数の治安関係筋は、爆発物はあらかじめ仕掛けられたものだと述べた。
当初、救急関係者は、死者30人と述べ、別の関係者は負傷者150人前後としていた。
今回の事件は、2004年10月以来、シナイ半島東岸で起きた3回目の爆発事件となった。04年の事件は、1グループが北東岸のリゾート地タバにあるヒルトン・ホテと他の2リゾートを狙ったものだった。
エジプト当局によると、昨年、シャルム・アルシェイクの高級リゾートを再び襲ったのも、前のグループと関係の深いグループで、エジプトの国家祝日である10月6日と7月23日を狙った。同当局は、タバ、シャルム・アルシェイクの2事件は、パレスチナ人の血を引く男が指導者で、過激なイスラム思想を持つシナイ地方の小集団だとしている。
住民たちは、現場の通りの状況を見ると、爆発はタバやシャルム・エルシェイクの事件より弱く、自動車爆弾によるものではないと語った。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年04月25日15時09分