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□新首相マリキは民兵解体・武装解除に反対|イラク情勢ニュース
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060423/1145792071
2006年4月23日(日)
新首相マリキは民兵解体・武装解除に反対
新首相に指名されたジャワド・マリキ氏は、首相指名後初めての政治演説で、民兵は米軍が訓練した軍隊に併合すべきだと述べ、事実上、民兵組織の解体・武装解除に反対を表明した。
ロイター通信は4月22日付、バグダッド発の記事でこのことを報道している。
タイトル: Iraq's Maliki says militias must join armed forces
URL: http://www.alertnet.org/thenews/newsdesk/IBO254010.htm
前首相ジャファリ氏続投への幅広い支持が集められなかった理由の一つに、表向きは、スンニ派住民に対する不当拘束・拷問・殺害があげられていたが、それが主要な理由ではないことが早くも明白となった。
「クルド勢力」と「スンニ派」がジャファリ続投に難色を示したと報じられてきたが、その背後には米国の意向と働きかけがあり、米国はジャファリ氏および提携するサドル師が必ずしも米国の言いなりにならないことからジャファリ降ろしの圧力を強めていた。
これまでも、特にジャファリ首相登場後、バドル旅団が軍と治安部隊に編入されると同時に,独自の民兵組織としても行動して一般市民へのテロ行為を働いてきたことは、周知のことだった。ただし、米欧メディアや日本の商業マスコミではほとんど扱われない。
マリキ氏はジャファリ氏と同じくダーワ党に所属し(No2とも言われる)、ジャファリ氏の信頼も厚い人物だけに、ジャファリ氏とどれだけの違いがあるのかは疑わしい。
それにしても、その違いを、「ジャファリ氏はソフトな印象」と説明する新聞もあるようだが、これほどまでに大問題になっているマフディ軍民兵の蛮行に目をつむるとは恐れ入る。
参照: 米国はスンニ派ゲリラを重視し、シーア派民兵を無視
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan2006/0604_US_and_Shiite_militias.html
作成者 山本史郎 :2006年4月23日(日) 20:34 [ コメント : 0]