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http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-April/006423.html から転載。
[AML 6745] 松下電器はパソコン兵器の回収を!
杉原 浩司 kojis at agate.plala.or.jp
2006年 4月 22日 (土) 05:36:59 JST
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【松下電器はパソコン兵器「タフブック」の戦場からの回収を!】
<転送・転載・紹介歓迎/重複失礼>
●4月22、23日と東京・代々木公園などを会場に「アースデイ東京2006」
が行なわれます。多くの企業が協賛していますが、その中に「松下電器産
業」の名前があります。今流行りの「企業の社会的責任(CSR)」の一
環なのでしょう。また、松下電器がノンフロン冷蔵庫を開発したという経
緯があってのことかもしれません。松下電器は難民支援活動への協賛など
もしているようです。
しかし、「社会貢献」と胸を張るその顔の裏に、不気味な表情が隠れて
いることはあまり知られていません。その"血塗られた顔"とは、私が「パ
ソコン兵器」と命名した、ノートパソコン『パナソニック タフブック』
にまつわるものです。
●それはまさしく「戦うコンピュータ」であり「小型武器」です。書籍
『戦うコンピュータ〜軍事分野で進行中のIT革命とRMA』(井上孝司
/毎日コミュニケーションズ)にはこうあります。「米軍ではパナソニッ
クのToughBookというノートPCが広く使われているが、これは構造を頑
丈にして、振動や粉塵、湿気に耐えられるようにした特別製のノートPC
だ」「実際、アメリカの作家が書いたテクノ・スリラー小説を読むと、し
ばしば『パナソニックの軍用ラップトップ』というフレーズが出てくる」。
また、日米「軍産政複合体」の関係者が集結して2005年11月に憲政記念
館で行なわれた「第6回 日米安保戦略会議」の際、同時開催された兵器見
本市に置かれていた米巨大軍需企業「ノースロップ・グラマン」のパンフ
レットにも、実戦使用を想定した地図をスクリーンに映し出した「タフブ
ック」の写真が載っています。
●松下電器の「ISM ものづくりスピリッツ発見マガジン」と題したサ
イトには、「タフブック」のこんな開発秘話=自慢話が掲載されています
(→http://panasonic.co.jp/ism/tough/02.html)。アメリカのパトカーの
ハイテク化につけ込み営業を成功させた逸話。「タフブックに、銃撃戦の
跳弾(他の場所に当たって跳ね返った弾丸)がヒットしたが、それでもち
ゃんと動作した!…嘘かホントか、こんな評判が広まりましてね」「その
評判のおかげで、警察だけに留まらず、FBIなど、国家機密レベルの情
報を扱う政府機関にも続々とタフブックの採用が決まっていきました」。
その延長で米軍にまで納入され、アフガニスタンやイラクの戦場で米兵必
携の「パソコン兵器」として"活躍"するに至ったのでしょう。
●「ideas for life」とは松下電機Panasonicのキャッチコピーですが、
これではまるで「ideas for killing」「ideas for death」の世界で
す。米軍による侵略と占領という巨大な戦争犯罪への不可欠のサポートを
提供する松下電器は、まぎれもない「戦争犯罪企業」です。松下電器は、
死亡事故を引き起こす石油暖房機の回収作業に勝るとも劣らないエネルギ
ーをかけて、戦場で使用され現在もなお虐殺に加担している自社製パソコ
ン兵器「タフブック」を回収すべきです。
松下電器に対して「米軍に何台納入しているのか?」を問いかけ、「戦
争加担をやめてタフブックの回収を!」などの声を届けることを呼びかけ
たいと思います。マイケル・ムーアなら、今頃ビデオカメラを担いで松下
電器本社に押しかけ、例の突撃取材を敢行しているかもしれません。
(2006・4・22)
【要請先】松下電器産業
[タフブックへのご意見BOX]
→https://sec.panasonic.co.jp/ism/goiken.html
[商品に関するお問い合わせ](TEL)0120-878-365(9時〜20時)
(FAX)0120-878-236
【とりあえずの呼びかけ】
杉原浩司 [連絡先](TEL・FAX)03-5711-6478
(E-mail)kojis at agate.plala.or.jp
※文中の「日米安保戦略会議」については、
「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」のサイトを参照
→http://www.geocities.jp/nomd_campaign/
※「パソコン兵器」などを不可欠の要素とする米軍の戦争の現実について
は『情報と戦争』(江畑謙介/NTT出版)が参考になります。