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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/04/19
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107194116?page=1#107194116
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/04/21 (金)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年4月19日付
◇市内中心部でレジスタンスと米海兵隊が戦闘
◇住民の勝利でアザミヤの解決条件を政府が受入れ
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年4月18日付
(前回紹介済みアザミヤ関連ニュース以外の記事タイトル)
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□イラク・レジスタンス・レポート 4月19日 水曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Wednesday, 19 April 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0406/iraqiresistancereport_190406.htm
◆バグダッド Baghdad
◆市内中心部でレジスタンスと米海兵隊が戦闘
Fighting between Iraqi Resistance and US Marines breaks out
in central Baghdad as evening falls Wednesday
イスラム・メモは19日午後7時20分の速報で、先ほど、今も続いてい
る戦闘はバグダッド中心部においてイラク・レジスタンスと米海兵隊とのあ
いだで勃発したと報じた。
イスラム・メモ通信員は、戦闘はスンニ派の多いジャミ地区とアドル地区
の交差点で発生しており、バグダッド中心部の幹線道路が寸断されることに
なったとレポートした。
戦闘が続いているとき、イラク・レジスタンスの自動車爆弾が米軍部隊の
なかで爆発した。自宅の屋根から爆発現場を目撃した地元住民は、爆発で完
全に破壊された米軍ハンビーの残骸を見たと話した。
◆住民の勝利でアザミヤの解決条件を政府が受入れ
In victory for residents of al-A‘zamiyah:
“ministries” accept al-A‘zamiyah’s terms for resolution
イスラム・メモは19日午後1時50分の速報において、バグダッド市ア
ザミヤ地区およびイスラム法学者協会の代表と傀儡(かいらい)の内務省お
よび国防省のあいだで18日夜に交渉がおこなわれたと報じた。
イスラム・メモのバグダッド通信員は、内務省治安部隊を同伴し米地上軍
と空からの支援を受けた親米シーア派民兵によって2日間にわたるアザミヤ
攻撃がおこなわれたあと、相互に訴えを主張しあう雰囲気のなかで交渉が開
かれたと報じた。
傀儡政権の代表はアザミヤ攻撃の理由は政府軍部隊が攻撃されためだと主
張し、親米シーア派民兵によるアザミヤ地区への攻撃を無視している。
アザミヤ地区とイスラム法学者協会の代表は、シーア派民兵による無差別
の武力攻撃が実際におこなわれたことを証明する文書を持参した。彼らはま
た戦闘中に捕虜にしたシーア派民兵を連れてきて、親米的民兵が攻撃に使用
したイラン製その他の武器をも提示した。それらの兵器はイラク傀儡軍や傀
儡警察が携帯しているものとは違っていた。イスラム・メモによると、アザ
ミヤ地区代表に示した証拠に反論することができず、2日間のアザミヤ攻撃
が失敗したこともあって、傀儡政府の代表はアザミヤ住民が設定した条件に
合意した。
イスラム・メモ通信員によると、両サイドが合意した条件は次のようなも
のだ。
−−内務省とシーア派民兵の全部隊の撤退は、18日午後8時に開始し、
アザミヤと周辺地域から指揮に従って、8時間以内におこなう。地元住民は
アザミヤ地区内で目撃される内務省部隊を攻撃する権利を留保する。
−−アザミヤ攻撃に参加した親米シーア派民兵全員の身柄は、公式に、裁
判の法廷にゆだねる。
−−米占領軍は常に誰かの標的になっているため、この合意はアザミヤ地
区に入ってくる米軍には及ばない。
−−親米シーア派の襲撃者たちは侵略者であることから、アザミヤ住民は
彼らの消息に関して尋問されるべきではない。
傀儡政府の側は、アザミヤ地区へのイラク傀儡軍の派遣をイラク軍に限っ
て認めるよう主張した。
アザミヤ地区の代表は住民に告知される特別の場所に限って傀儡軍兵士が
駐屯することに同意した。
これは、傀儡政権軍がその仲間のいる暗殺チームやシーア派民兵によって
なされるいかなる攻撃に対しても「国民軍」としてアザミヤ住民を守ると誓
約する、という条件と引き換えである。仮に彼らがそのような攻撃に反対し
ないのなら、地元住民はシーア至上主義の偏向した武装民兵に対するのと同
じように傀儡軍にも対処するであろう。
しかし、もし傀儡軍が彼らの誓約を守るなら、傀儡軍兵士がこの合意条件
に違反しないかぎり、地元住民の側は彼らを攻撃しないことを誓約する。
イスラム・メモ通信員は、傀儡政府省庁(内務省と国防省)の代表は政権
内の上司と連絡をとった後にこれらの条件に合意したと伝えた。合意協定は
その後に公式に署名された。
地元住民は交渉がまとまったことで勝利だと受けとめ、親米シーア派民兵
に教訓を示したと考えてホッとしている、と、通信員がレポートした。
◆アザミヤの生活は緩やかに回復するが、緊迫感は続く
Life slowly revives, but tension remains high in al-A‘zamiyah
イスラム・メモは18日午後2時10分の速報において、2日間激しい戦
闘が続いたあと、アザミヤ地区には普段の生活がひじょうにゆっくりと戻り
つつあるとレポートした。米軍ヘリはアザミヤ地区の上空を警戒飛行してお
り、住民代表とイスラム法学者協会が傀儡政権の代表と停戦交渉をおこなっ
たにもかかわらず、緊迫感と不信感がぬぐえないでいる。
イスラム・メモの通信員はアザミヤ地区から、商店主はオマル・イブン・
アブダル・アジズ通り、ヌマン通り、クルニシュ通りの店舗に警戒しながら
戻ってきているとレポートした。だが行き交う車はどの道路にもわずかしか
見当たらない。
アザミヤ地区の狭い脇道はそれよりも活気があった。そこでは野菜と果物
の売り子が商売を始めている姿をみることができた。
あるガソリン・スタンドは営業を再開し、少なからぬ車が燃料タンクを満
タンにしようと列をつくっていた。
しかしアザミヤ地区の大通りは住民が設置したバリケードをそのまま残し
ており、電力供給も水道も傀儡政権によって切断されたままだった。地元住
民は各地のモスクで大きな貯水タンクを使えるようにしていた。
治安の面では、チグリス川に架かっている大きな橋−−スンニ派の多いア
ザミヤ地区とシーア派の多いカジミヤ地区を結ぶ−−は完全に閉鎖されたま
まである。傀儡イラク軍が詰める有人の検問所は、カジミヤ側の橋詰から遠
く離れたところに設置された。アザミヤ側では地元出身の狙撃手が隠れた陣
地から戦略的な橋の出入り口を見張っている。
イスラム・メモ通信員は、戦闘の最中にスンニ派の多い地元住民の一部が
シーア派のパン屋を殺したというウワサを広めることによって、スパイが住
民をかく乱しようとしたとレポートした。しかし地元の宗教指導者が(殺さ
れたと言われた)パン屋を見つけ出して彼は無傷で生きていることを人々に
示し、事態を沈静化させた。それによってこのウワサと暴力の可能性は終わ
りになった。
だが米軍戦闘機F16の編隊とアパッチ・ヘリが19日の早朝から上空を
飛び交い、緊張感を高めていた。
地区内のモスクには4つの大きな掲示板が建てられ、アザミヤ地区を守る
ために最初の日の戦闘で殉教した地元住民の名前を書き出した。
◇シーア派民兵はスンニ指導者の名前を持つ122人を殺害
◇傀儡警察を狙ってレジスタンスの爆弾が炸裂
◇レジスタンス戦士が占領軍の手先2人を射殺
◆アンバル州 Al-Anbar Province
◇ヒート: 米軍車列の運転手がレジスタンスの爆弾で死亡
◇ラマディ: 米兵がモスクのイマームを射殺
◇ラマディ: レジスタンスに待伏せされ米兵3人が死亡
◇ファルージャ: レジスタンスが国家警護隊を待伏せ攻撃
◆サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇ムシャハダ: レジスタンスの狙撃手が米兵を射殺
◇サマッラ: レジスタンスの狙撃手が米兵射殺
◆ディヤラ州 Diyala Province
◇アジム: レジスタンスの爆弾が国家警護隊を襲う
◇バクーバ: レジスタンスの爆弾で米兵3人死亡
◆バビル州 Babil Province
◇マダイン: レジスタンスが米・イラク合同司令部を砲撃
◇バビル: 爆弾が国外から来たイスラエル人の車両を爆破
◆タミン州 At-Ta’mim Province
◇ハウィジャ: レジスタンスに待伏せされ米兵3人死亡
◆ニネベ州 Ninwa Province
◇モスル: レジスタンスが米・イラク合同軍司令部を砲撃
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□イラク・レジスタンス・レポート 4月18日 火曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Tuesday, 18 April 2006
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(アザミヤ関係は既報。その他の記事タイトル)
◆アンバル州 Al-Anbar Province
◇ラマディ: レジスタンスの爆弾で米兵2人負傷
◇ハリディヤ: レジスタンスの爆弾が国家警護隊を襲う
◆バグダッド Baghdad (アザミヤ以外)
◇東バグダッド: カヒラ地区の爆弾で一般市民が死亡
◇マムン地区: 民家襲撃を企む民兵をレジスタンスが待伏せ
◆ディヤラ州 Diyala Province
◇マダイン: レジスタンスの爆弾で内務省治安部隊5人死傷
◆バビル州 Babil Province
◇ユスフィヤ: レジスタンスの爆弾で米兵負傷
◆タミン州 At-Ta’mim Province
◇キルクーク: レジスタンスの爆弾で傀儡警察が負傷
◇リヤド: レジスタンスが国家警護隊司令部を砲撃
◆ニネベ州 Ninwa Province
◇モスル: レジスタンスの爆弾が米軍パトロールを襲う
◇タルアファル: 爆弾が米軍ブラッドリー戦闘車両を破壊
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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