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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/04/17
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/107186405?page=1#107186405
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎/イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/04/19 (水)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 2006年4月17日付
◇カイム: レジスタンスの自動車爆弾が検問所を爆破
◇米軍機がラマディ最大のモスクを破壊
◇ラマディで激戦、自動車爆弾が米軍キャンプを爆破
◆米軍容認で傀儡軍とシーア派民兵がアザミヤ地区を襲撃
◆17日の夜明け後、親米傀儡軍と民兵が攻撃を再開
◆米軍は宗派間の戦闘をかきたてる
◆イスラム法学者協会が緊急要請を発表
◆米軍がアザミヤを封鎖、スンニ住民の来援を妨害
◆守りを固めるためレジスタンスの応援数十人がアザミヤ地区に
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□イラク・レジスタンス・レポート 4月17日 月曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Monday, 17 April 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/0406/iraqiresistancereport_170406.htm
◆アンバル州 Al-Anbar Province
◆カイム: レジスタンスの自動車爆弾が検問所を爆破
Resistance car bomber blasts checkpoint in al-Qa’im
イラク西部のシリア国境に近いカイム市中心部で、米・イラク傀儡(かい
らい)軍兵士が合同で常駐する検問所に、イラク・レジスタンス戦士が自動
車爆弾で突入した−−イスラム・メモが17日午後7時50分(メッカ時間)
の速報で伝えた。
イスラム・メモのカイム通信員は、市消防局関係者の話として、この爆発
で検問所にいた全兵士が死亡または負傷したと伝えた。この情報提供者は、
レポートを書いている時点で、アメリカ軍が現場からヘリで海兵隊兵士の遺
体を搬送しているが、彼らのために検問所で働いていて死んだ傀儡イラク軍
の兵士5人は現場に置き去りにされたことを確認した。これはアメリカ人が
しょちゅうやっていることではあるが、傀儡兵をアメリカ兵に仕える使用人
でしかないと見ている住民の目には、傀儡兵のイメージをすこぶる貶(おと
し)めるものとなった。
このレポートを送る時点で、米軍兵力が現場周辺に展開しており、ヘリは
空に発煙筒を発射し、戦車が遠くでごう音をたてているのが聞こえた。
◆米軍機がラマディ最大のモスクを破壊
American warplanes raze one of ar-Ramadi’s largest mosques
イスラム・メモは17日午後5時30分の速報において、先ほど、米軍機
がラマディ市内最大のモスクの1つにミサイルを発射し、その礼拝施設を完
全に破壊したと伝えた。
イスラム・メモのラマディ通信員によると、米軍機はしない中心部にある
アル・アジズ・アル・ハキム・モスクに3発のミサイルを発射し、全壊させ
た。その攻撃で尖塔とドームおよび礼拝ホールがは導師と説教師の部屋とも
ども崩壊させられた。モスクの事務所と女性用の礼拝・清めの施設も崩され
た。
市内の一部が危険な状態にありモスクに行くのも難しいために、米軍によ
る宗教施設への攻撃でどれほどの犠牲者が出たのかすぐには情報が得られな
かった。
◆ラマディで激戦、自動車爆弾が米軍キャンプを爆破
Resistance car bomber blasts US camp as violent battle erupts
市内中心部でレジスタンス勢力と米占領軍とのあいだに激しい戦闘が勃発
したとき、イラク・レジスタンス戦士が自動車爆弾で市内の米軍キャンプに
突入した−−イスラム・メモが午後2時53分の速報で伝えた。
イスラム・メモのラマディ通信員は地元目撃者の話として、レジスタンス
戦士は爆発物を積んだ車でコンクリート障壁を通過してイラク軍務局ビルの
正門を入ったところで自爆した。このビルは米軍が占拠して軍の基地に変え
ていた。
爆発で米軍キャンプは甚大な損害をうけ、米兵5人が死傷したが、そのな
かには建物の屋根にいた米軍狙撃兵も含まれている。
他方、ラマディ市内ではレジスタンス戦士が米軍に銃器とパイプ・ロケッ
ト、迫撃砲で攻撃を仕掛け、激しい戦闘となっている。戦闘が激しいために
犠牲者の規模などに関する情報は得られてない。
◇ヒート: レジスタンスの爆弾で米兵3人死亡
◇ハリディヤ: レジスタンスが米・イラク合同軍に迫撃砲攻撃
◇ファルージャ: レジスタンスが米軍キャンプを砲撃
◇ 同 : レジスタンス戦士が米軍パトロールを待伏せ攻撃
◆バグダッド Baghdad
◆米軍容認で傀儡軍とシーア派民兵がアザミヤ地区を襲撃
Massive puppet regime, Shi‘i sectarian assault under watchful
encouragement of US forces on al-A‘zamiyah neighborhood
イスラム・メモは17日午前10時40分の速報で、バグダッド北部アザ
ミヤ地区の住民と傀儡イラク軍のあいだに、16日から17日にかけての夜
と17日午前まで激しい戦闘が発生したと伝えた。
イスラム・メモの通信員はアザミヤ地区の目撃者の話として、傀儡軍兵士
が地元住民への大量拘束作戦を遂行するためアザミヤ地区を襲撃しようとし
ていたとき、戦闘が勃発したと伝えた。地元住民数十人が傀儡政府軍によっ
て拘束されたあとに殺害され、アザミヤ住民が戦闘に立ちあがったものだ。
軽・中量兵器とパイプ・ロケットで武装した住民は傀儡政府軍の攻撃を撃
退し、彼らの車両2台を炎上させた。地域内の数戸の民家が戦闘で損害を受
けた。戦闘のあった時間には外出禁止令が出されていたために、犠牲者の程
度に関する情報は得られていない。
◆17日の夜明け後、親米傀儡軍と民兵が攻撃を再開
Pro-American puppet forces, sectarian gunmen renew attack after sunrise
内務省の治安部隊マガウィルの支援を受けた親米シーア派至上主義の民兵
がバグダッドのアザミヤ地区に四方から大規模な攻撃を仕掛けた。夜間の襲
撃をいったんは撃退した同地区への攻撃で、親米勢力は迫撃砲や携帯ロケッ
ト砲まで発射した−−イスラム・メモが17日午前11時50分の速報で報
じた。
イスラム・メモの通信員はアザミヤ地区から、親米派民兵による攻撃はレ
ポートする時点でもまだ続いており、傀儡の国家警護隊もアメリカ軍の兵士
もその攻撃を制止しないでいた、と、目撃者が話したことをレポートした。
実際にアメリカ兵は民兵が攻撃する一部始終を離れたところから見ていた。
地元住民は、米国の慈悲深い目が行き届いているもとで何百人ものイラク
人を連行、拷問、殺害した民兵に激しい抵抗をしている。
◆米軍は宗派間の戦闘をかきたてる
US forces help stoke sectarian fighting
イスラム・メモは17日午後2時50分の速報で、シーア派の多いカジミ
ヤ地区の住民数十人が武器を持ってアザミヤ地区への攻撃に出かけたとレポ
ートした。
イスラム・メモの通信員は、親米シーア派至上主義の若者が米軍とイラク
軍の目の前を通ってスンニ派居住地への攻撃にむかうとき、彼らは銃器と迫
撃砲で武装していた、と目撃者が話したことをレポートした。
米占領軍は明らかにシーア至上主義者のスンニ派攻撃に励ましを与えた。
この宗派主義の攻撃に対して米軍がおこなった唯一の行動といえば、地元住
民が自衛するのを妨害するために、アザミヤ上空に米軍ヘリを飛ばすことだ
った。
◆イスラム法学者協会が緊急要請を発表
Association of Muslim Scholars issues Urgent Appeal
イスラム法学者協会は傀儡の治安部隊とシーア派至上主義の民兵によるア
ザミヤ地区攻撃を止めることを求めて緊急要請を発表した−−イスラム・メ
モが17日午後3時20分の速報で報じた。
イスラム・メモ通信員のレポートによると、協会が発表した声明はシーア
派民兵の支援を受けた内務省治安部隊マガウィルが現地時間17日午前1時
からアザミヤ地区を攻撃している。激しい戦闘が現在(レポート時点)も続
いており、多数の地元住民が攻撃によって死亡ないし負傷した。
声明は、傀儡政権がこの攻撃について沈黙を保っており、米軍は傀儡軍と
シーア派民兵の行為を黙って見ており、彼らがアザミに最大限の損害を与え
ようと計画していることを示唆していると述べた。
イスラム法学者協会は、アラブ連盟と国連および関係機関に対して、この
要請に応えることを呼びかけた。協会はアザミヤ住民の抵抗を横暴に直面し
て居住地を守る立派な行為だと評価し、神の救いがあるまで堅持するよう呼
びかけた。
一方、アザミヤ地区にいるイスラム・メモ通信員は、イラク・レジスタン
ス勢力の支援を受けた地元住民が、攻撃に加わった傀儡治安部隊とシーア派
民兵バドル旅団のメンバー35人を捕らえたと伝えた。捕虜はアブ・ハニフ
ァ・アン・ヌマン・モスクで厳重な警護のもとに捕らえられている。この事
実はイスラム法学者協会のメンバーによって確認され、彼はさらに捕虜のな
かには今回の攻撃を監督していた内務省の高級将校も含まれていることを確
認した。
◆米軍がアザミヤを封鎖、スンニ住民の来援を妨害
US troops seal off al-A‘zamiyah from Sunnis coming to help
17日午後3時10分のイスラム・メモの速報によると、バグダッドの他
の地域からスンニ派住民が救援に来るのを妨げるため、米軍がアザミヤを全
面的に包囲したことで、状況はきわめて深刻なものになった。他方では、米
軍はイラクに宗派間の内戦を起こそうとしており、彼らはシーア派民兵の仲
間がアザミヤ地区住民に襲いかかるのを促していた。
イスラム・メモ通信員は地元目撃者の話として、住民は親米派の暴漢たち
の来襲を防ぎ、彼らの進攻を妨げるために、通りの出入り口にコンクリート
障壁と瓦礫を置くことができたとレポートした。この間に合わせのバリケー
ドは頑丈で、どんな車両にも乗り越えることはできなかった。
地元住民の大多数が、シーア派民兵に脅かされた自分たちの住む地域と生
活を守るため、通りのあちこちに散らばった。住民のなかから多くの狙撃手
が背の高いビルの屋根に陣取り、襲撃者たちの襲来に備えた。
新米シーア派の武装民兵は最新式のイラン製機関銃で武装していたと通信
員がレポートした。西側地区のクルニシュにいた住民も、4人の襲撃者の遺
体そばにイラン製機関銃があったのを目撃したと話した。
アザミヤ地区にあるアン・ヌマン病院の医師はイスラム・メモ通信員に、
それまでに殉教した住民15人が病院に運ばれてきて、そのなかには女性と
子どももいたと話した。
激しい戦闘になって、その激しさは2003年以後に体験したどれよりも
凄まじく、そのために医師は犠牲者の増加を危惧していた。
◆守りを固めるためレジスタンスの応援数十人がアザミヤ地区に
Dozens of Resistance reinforcements enter al-A‘zamiyah to bolster defenses
イスラム・メモは17日午後5時20分の速報で、親米シーア派民兵と傀
儡治安部隊の攻撃に対する地元住民の戦闘に加わるため、レジスタンス戦士
数十人が先ほどアザミヤ地区に入ったと伝えた。
アザミヤにいるイスラム・メモ通信員は地元目撃者の話として、日没が近
づいて、地元住民は夜が厳しい戦闘になるだろうと推測する者もいるため、
それに備えてレジスタンス・戦士数十人が地域内の通り配置されたとレポー
トした。
通信員によると、地域防衛にあたる地元住民を支援するため、さまざまな
種類の兵器を携えたレジスタンス戦士の姿が路上に見られた。
17日午後にやってきて配置についたレジスタンス戦士は、同地区の外か
らやってきた初めてのグループだった。武装したイラク・レジスタンスの多
くの組織が、傀儡軍部隊とシーア派民兵の来襲を撃退するため、既に地元住
民と一緒に戦闘地域で活動している。
◆午後、ウマル・イブン・アブダル・アジズ通りで激しい戦闘
Savage fighting erupts on ‘Umar ibn ‘Abd al-‘Aziz Street
Monday afternoon
イスラム・メモは17日午後5時20分の速報で、アザミヤ地区住民およ
びイラク・レジスタンス戦士と親米シーア派民兵および内務省治安部隊のあ
いだに、激しい戦闘が発生したと伝えた。戦闘はウマル・イブン・アブダル
・アジズ通りで展開された。
激しい戦闘のなかで、親米派民兵のピックアップ・トラック4台が完全に
破壊された。
ジャアファリ政府の広報官は、先ほどアザミヤ事件は終わったと発表し、
また政府が流血事件の調査をおこないだろうと述べた。イスラム・メモの通
信員は、これは内戦を起こそうとしてスンニ派住民が攻撃されたときに、傀
儡政府がいつも発表する類のものだとコメントした。
◆夜になって不気味な静けさがアザミヤを包む
Uneasy calm settles over al-A‘zamiyah as night falls
戦闘再開も予想されるなかで、イラク・レジスタンスの応援部隊が地元住
民と一緒に路上に配置されたあと、不安定な静けさがアザミヤ一帯をおおっ
ている。
◇グリーンゾーン近く、レジスタンスの爆弾が傭兵4人を殺す
◇東バグダッドでレジスタンスの爆弾が国家警護隊を襲う
◇サドゥーン通りで国家警護隊を爆弾が襲う
◇米兵がイラク人女性に犬をけしかける
◆サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇タリミヤ: レジスタンスの狙撃手が米兵を射殺
◆ディヤラ州 Diyala Province
◇バクーバ: レジスタンスの爆弾が米軍車列を爆破
◆マイサン州 Maysan Province
◇アマラの英軍基地にレジスタンスがミサイル撃ちこむ
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オリジナル(英字):
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース(URUK NEWS)のコンテンツです
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