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本日の米国版CNNでありますが、朝(日本時間での)から延々ラムズフェルド国防長官らの主張を垂れ流しております。
何に関する主張かといいますと、イラク戦争に絡み、その無能ぶりを退役将校らに告発されたことの言い訳なのです。
ラムズフェルドはただ傲慢なだけで、しかしそれは戦争中は必要なことだとか、あるいは国防総省の現役は長官の仕事に満足しているぞとか、CNNは複数の「評論家」を連れてきて、必死にそういうダメージ・コントロールを行っているのです。
一番悪質だなあと思ったのは、先日起きたイラク・ラマディ知事公邸での米軍とレジスタンスの戦闘風景を映しながら「米国では国防長官についてあれやこれや言っているが、現場はそんなことは関係なく勝利に向かって頑張っている」などど報道していたことでしょうか。さも今騒ぎ立てるのは敵を利するだけだと言わんばかりの番組構成。
ブッシュ政権への批判が米国メディアで増えていると言いますが、ことCNNに関して言えばまだまだ右翼よりの偏向報道が続いています。
また今日、CNNはオプス・デイの主張もこれまた延々と垂れ流していました。実は今映画『ダビンチ・コード』という大作が公開されるのですが、この映画にオプス・デイが悪役として描かれているとして抗議しているのだそうです。CNNは「オプス・デイはカトリックの小さな団体で少々秘密主義なとこがある」などと紹介していましたが、オプス・デイがそんな生易しいものであったかなあと苦笑してしまいました。こちらの方はwebに特設コーナーも設けるほどの力の入れようだそうなので、英語に堪能な方はCNNのページから該当箇所を探し出してみるともっと面白いことが書いてあるかもしれません。ちなみに『ダビンチ・コード』はSONYの配給だそうですが、SONYは「この映画はフィクションですから」の言葉で逃げ切る予定だとか。オプス・デイも訴訟までは起こさないそうです。
そうそう最後に蛇足ではありますが、CNNはイランの核問題についてもかなり時間をとった「報道」もありまして、やれ地下施設が完成して爆撃は無意味だとか、遠心分離機を持っていることが判明したので核兵器開発は数年後のは可能だろうとか、まるでイランとの地上戦必要論を煽っているかのようでした。