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イラク:米国の援助額、3年間で3兆4000億円に
【ワシントン和田浩明】米国のイラクへの援助額がイラク戦争開始後の3年間
で289億ドル(約3兆4000億円)に達し、05年のドル価値で換算すると、
第二次大戦後の対日援助(占領期の7年間)の約2倍に上ることが、米議会調査
局の報告書で明らかになった。対イラク援助の4割近くが軍・警察の訓練など治
安関連支出で、武装勢力の存在が米国の負担を押し上げている。
同局がこのほどまとめた報告書によると、イラク戦争(03年3〜4月)が
あった03会計年度から06会計年度までに米政府が支出または支出を決定した
援助額は、経済復興関連115億ドル(約40%)▽民主化推進関連62億ドル
(約22%)▽治安向上関連109億ドル(約38%)などの計289億ドル。
一方、1946〜52年の対日援助額は、05年のドル価値換算で152億ド
ル(当時の金額で22億ドル)だった。また当時の西ドイツへの援助額は296
億ドル(同43億ドル)で、今回の対イラク支出とほぼ同額だった。
対イラク援助が“割高”になっている理由として同局は▽日独とイラクの経
済・人口規模や経済インフラの違い▽占領に至る状況の違いによる援助への期待
感の違い▽治安向上関連支出の有無−−などを挙げている。
毎日新聞 2006年4月17日 19時49分