★阿修羅♪ > 戦争80 > 159.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
Falluja, April 2004-the book は
現代企画室刊『ファルージャ 2004年4月』を引き継ぐ形で、
同書共訳者2名がファルージャおよびイラクについてのニュースなどを
英語から日本語にして紹介しています。
本文中の翻訳部分の語句は、原文に即するようにしています。
転送・転載はURLを付記して、ご自身の判断でどうぞ。トラバ・リンクなども連絡等不要。
以下は http://teanotwar.blogtribe.org/entry-12bc1dc741c960b5fcebca6e18e61769.html からの転載。
国連人道情報局が報ずる、バグダードの生活水準。
調査によると、バグダードの生活クォリティは世界最低である
2006年4月11日
IRIN
Electronic Iraq 原文
下水が溢れたバグダードの通り(IRIN)
バグダード発。2006年4月11日(IRIN)。最近行われた調査の結果、生活クォリティの観点から見るとバグダードが世界の都市の中で最下位に位置づけられた。バグダードの住民は、この結果にあまり驚かないだろう。
「生活のクォリティという点で、この都市の状況が日々悪化していることは認めざるを得ません」と、労働社会問題省の上級官僚ファディア・イブラヒームは語る。「米軍兵士が居座る限り、この都市の状況は悪化の一途をたどるばかりです」。
ロンドンに本社を置くメルサー人材コンサルティングが行なったこの調査でトップに来たのはチューリッヒで、総合得点は108・2点であった。これに対し、バグダードは、3年連続で、かつて住んだことのある中で最も魅力のない都市とされ、総合得点は14・5点であった。得点の低い他の都市は、コンゴ共和国のブラザヴィル(30・3点)、中央アフリカ共和国のバングイ(30・6点)、スーダンのハルツーム(31・7点)だった。
バグダードの住民は、この評価にほとんど意義をとなえない。「この20年間、私たちは、何の気晴らしも幸せもなしに存在してきました」と、バグダードのモンスール地区に住むバラク・アブドゥラは語る。「太古の文明を誇るにもかかわらず、バグダードはとても酷い都市になってしまいました」。
メルサーは、生活クォリティの調査を39の要素をもとに算出している。政治的安定、教育、環境的要因から、レストラン、交通手段、医療施設まで、様々な要素が含まれる。
「バグダードをこんなに酷い町にしているのは、怖くて道に出ることができないという状況です」とファディア・イブラヒームは言う。「ほかにセクト主義暴力と貧困もあります・・・・・・政府が結成されて人々のために働いていることが理解されない限り、状況が変わることはないでしょう」。
住民は、暴力と不安の雰囲気が広まる中で、とりわけレクリエーションがないので、心理的にも苦しんでいると語る。
「子どもの頃、昼間は道でたこ揚げをして遊び、夜は音楽と踊りのあるすてきな場所に家族で出かけたことを思い出します」と、バグダードに暮らすワリード・オバイドは回想する。「今では、子どもたちが出かけられる場所は親類のところだけです。他の場所は、どこでも危険すぎますから」。
「われわれはイラクを攻撃しているのではない。解放しているのだ」(ジョージ・W・ブッシュ・アメリカ合州国大統領兼戦争犯罪者)
投稿者:益岡