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(回答先: 憲法判断なく不当と控訴へ イラク派遣訴訟の原告―「山梨日日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 4 月 14 日 20:25:33)
2006.04.14
却下・棄却
http://eunheui.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/post_8c78.html
30分ほど前、名古屋の自衛隊イラク派兵差し止め訴訟で、訴えを却下、棄却する判決が内田計一裁判長によって読まれました。開廷から20秒足らず。早口で判決文を読み上げ、すぐに退廷していきました。
前回法廷の異議や忌避の申し立てを無視したまま、今回も冒頭で原告側が意見を述べようとしたのを無視したまま出された判決に、私たち原告は納得できません。現在、地裁前で抗議集会を行なっています。
十分予想していたこととは言え、虚しいです。
平和的生存権の問題に関しては具体的な法的な権利として認められないとして却下、具体的な権利侵害はないとしています。原告の精神的苦痛については多数決原理で個人の人権が侵害されるのは不可避だと述べているようです。違憲立法審査に関しても、確認の利益を欠くとして認められないとしたようです。判決自体は110ページほどあるものの、原告の主張の引用が99ページ、被告の主張が5ページ程度、残り7ページぐらいが裁判所の判断で、ほとんど山梨の判決を引用したようなもののようです。人権という概念が民主社会で十全に守られなくてもしかたがないという立場に立っているようです。人より国のほうが上、って言いたいのかな。なんか、立法府や行政府の問題をチェックするという司法府の役割を自ら投げ出したような感じですね。
控訴は、現在900名以上が名乗りを上げているそうです。期限ぎりぎりに行なうようです。 … いや、それにしても読売の記者の日本語理解力はひどいなあ。語彙が少ないのかな。こういう人が書いた記事で社会のことを見る人は可哀想だ。あ、現在、記者会見中。(15:00ごろ)
現在、訴訟の会の総会開催中。国家賠償責任訴訟のほうは5月30日に審理(口頭弁論)が始まるそうです。2次提訴者募集中。今日の判決文のうち、裁判所の判断の部分は一両日中に訴訟の会のウェブサイトに掲載され、五月中に配られる会報に同封されるそうです。(16:00ごろ)
控訴審では新たな切り口を出さないといけないね、とか、他の地域の訴訟についても(事務局や弁護団だけでなく)原告一人ひとりがしっかり見ていかなきゃならないね、などの意見が出てる。これからはもっと険しい道だなあ、と実感。今後、弁護団が判決の学習会をやると発表。全国原告集会の構想も。そろそろ総会は終了。(16:45ごろ)