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【リマ庭田学】任期満了に伴うペルーの大統領選決選投票は4日行われた。世論調査会社アポヨ社の独自集計によると、中道左派でアメリカ革命人民同盟(APRA)書記長のアラン・ガルシア元大統領(57)が52.7%を獲得する見通しで、ガルシア氏は同日、「わが党の勝利は確実となった。皆さんに感謝する」と事実上の勝利演説をした。地元メディアもガルシア氏の勝利を一斉に報じており、当選は確実だ。
左派民族主義者のオジャンタ・ウマラ元陸軍中佐(43)は貧困層や先住民の支持を受け、4月の第1回投票では約30%の得票で1位だったが、決選投票では保守層の票がガルシア氏に回った。しかし、国会議員選(定数120)ではウマラ氏を擁立した「ペルーのための連合」が45議席を獲得し第1党となり、ラテンアメリカで続く左傾化を印象づけた。
ガルシア氏は85〜90年に大統領を務め、年間インフレ率7000%超の混乱をもたらした。ガルシア政権復活に不安を抱く国民も多いが、新政権では基本的に現行の経済政策を継承する姿勢を示している。また、APRAは国会で36議席の第2党で、他党と協調した政権運営が必要になる。
選挙戦では中傷合戦がエスカレートした。ガルシア氏はウマラ氏に対し「全体主義、独裁者、暴力主義、テロリストのよう」といったレッテルを張り、ウマラ氏はこのマイナスイメージを払拭(ふっしょく)できなかった。
(毎日新聞) - 6月5日11時15分更新
栄華盛衰、超大国にも当てはまることなのでしょう。