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□今月の米軍死者数、既に3月全体を上まわる|イラク情勢ニュース
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20060413/1144935163
2006年4月13日(木)
今月の米軍死者数、既に3月全体を上まわる
4月11日付『ニューヨーク・タイムズ』が、「米軍死者数は3月に減ったあと増える」というタイトルで報道した。
原文タイトル: U.S. Death Toll Rises in Iraq After Drop in March
URL: http://fairuse.100webcustomers.com/fuj/nytimes34.htm
それによると、11日に米軍が兵士5人の死亡を発表したことで、4月の死亡者数は既に32人に達した。3月の米兵死者数は31人だった。
3月の死者数が減ったことで、マスコミのなかには、親切にも、「反米ゲリラ勢力の作戦が米軍を標的にしたものから宗派間の争いに変化した」と解説してみせるものもあったが、その分析(?)の偏向ぶりを示すことにもなった。
もっとも米国防総省発表の米軍犠牲者数はかなり少なめに発表されてきており、彼らの発表する数字をそのまま「事実」と受けとめることはできない。よって、あくまで傾向の問題(増減)と理解していただきたい。
米軍を主に攻撃するのはレジスタンス勢力であり、彼らは米国や傀儡政権が企む「宗派間の抗争」に反対しており、その点においても白を黒と言いくるめる悪質な「解説」だったことが判る。
もっとも、このニューヨーク・タイムズの記事でも、米軍の死亡はアンバル州で最も多いことと、アンバル州には比較的にシーア派住民が少ないことを続けて書き、なんとなくシーア派が少ないから米兵が攻撃の標的にされていると印象づけようとする気配が感じられる。
ところで、『ミドル・イースト・オンライン』4月12日付には、「イラクで米兵8人死亡」の記事がある。これは過去4日間に殺された数である。
Eight US troops killed in Iraq
http://www.middle-east-online.com/english/iraq/?id=16213
その内訳を拾ってみると;
12日(水曜) 2人 道路脇爆弾。バグダッドの南。
同 1人 道路脇爆弾。バグダッドの東。
11日(火曜) 3人 道路脇爆弾。バグダッドの北。
10日(月曜) 1人 前日の戦闘による負傷から。アンバル州。
9日(日曜) 1人 道路脇爆弾。バラド(サラハディン州)。
作成者 山本史郎 :2006年4月13日(木) 22:32 [ コメント : 0]