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(回答先: イラク開戦 2003 03/03/25(火) 【新じねん】 投稿者 愚民党 日時 2006 年 4 月 14 日 06:18:29)
イラク開戦2003
03/03/26 (水)
http://csx.jp/~gabana/Sizen/Zizi/world/Iraq/Iraq-news0303-26.htm
誤爆で市民１０数人死亡 首都の住宅街にミサイル
【バグダッド２６日共同】イラクの首都バグダッドで２６日午後（日本時間同日夜）、米英軍の空爆で住宅商業地区が大きな被害を受け、目撃者によると、１０数人の一般市民が死亡、約３０人が負傷した。誤爆とみられるが、イラク戦争でこれだけの規模の民間人の犠牲者が１度に出たのは開戦後初めて。
反戦の国際世論が一層盛り上がるのは必至で、市民の犠牲を最小限に抑えられると主張してきた米英両国にとって、大きな痛手となりそうだ。
イラク当局などによると、巡航ミサイル２発がバグダッド北部に撃ち込まれた。現場には爆発で大きな穴が開き、焼けた家屋や車の残がいが煙を上げていた。
米中央軍司令部のブルックス准将は同日の記者会見で、「合致する情報を持ち合わせておらず、確認できない」とした上で、「攻撃目標選定に当たっては正確を期すのに可能なあらゆることを行っている」と強調した。（共同通信）
米軍の攻撃で、ナシリアで民間人500人以上が負傷＝イラク情報相
［バグダッド ２６日 ロイター］ イラクのサハフ情報相は、米軍によるナシリア攻撃により、民間人５００人以上が負傷し、約２００軒の住宅が破壊された、と明らかにした。
米軍に同行しているロイター通信記者によると、戦闘により、少なくとも民間人と思われる２人の死体を確認した、という。（ロイター）
米、英軍４０００人の増派要請へ＝夕刊紙
【ロンドン２６日時事】２６日付の英夕刊紙イブニング・スタンダードは、米政府が英政府に対し、少なくとも英軍兵士４０００人をイラクに追加投入するよう要請する見通しだと報じた。
首都進撃に遅れか＝米英、イラク国営ＴＶ爆撃−バスラ蜂起情報は錯綜
【カイロ２６日時事】イラクの首都バグダッドへの進撃を目指している米英軍の航空兵力は開戦から１週間を迎えた２６日も、首都への大規模爆撃を継続、イラク宣伝戦の中枢である国営テレビを空爆した。しかし、米英地上軍先頭部隊が首都に接近し、戦線が薄く伸びる中で、イラク民兵組織による頑強な抵抗に直面、また砂嵐の影響もあり、首都進撃に遅れが生じる可能性が出てきた。初の民衆蜂起が伝えられた南部バスラ情勢をめぐっては、依然、情報は錯綜（さくそう）している。 （時事通信）
＜イラク戦争＞ナジャフ近郊で激戦 バグダッド空爆で住民ら死亡
米メディアによると、イラクの首都バグダッド攻略を目指し北上中の米軍地上部隊は２６日未明（日本時間同日午前）、首都南方約１６０キロのナジャフ近郊でイラク軍と激しい戦闘を展開、５００〜６５０人のイラク兵が死亡した。この日もバグダッドへの空爆が行われ、市場などが被害に遭い、住民ら３０人前後が死亡した。（毎日新聞）
＜イラク戦争＞サウジ、エジプト両国政府が和平案提示
サウジアラビア、エジプト両国政府は２５日、イラク戦争に関して米国とイラクが停戦を宣言し、フセイン大統領の退陣を協議するとの和平案を両国に共同提案の形で示した。カタールの衛星テレビ「アルジャジーラ」などが報じた。開戦後、初の具体的な和平案提示だけに成り行きが注目される。（毎日新聞）
バース党本部を砲撃＝住民蜂起支援で英軍−バスラ
【ドーハ２６日時事】カタールのアッサイリヤ基地に駐留する英軍スポークスマンは２６日、イラク南部バスラの周囲に布陣している英軍が住民蜂起を支援するため、フセイン政権与党・バース党地方本部に砲撃を加え、イラク民兵の迫撃砲陣地を破壊したと述べた。
英軍の情報によれば、バスラで２５日夕、フセイン政権に反対し、米英軍を歓迎するデモが行われた。イラク民兵が迫撃砲などで住民を攻撃し始めたため、これを阻止するため英軍が火砲で攻撃したという。デモについて同スポークスマンは「小規模だった」とし、住民はまだフセイン政権を恐れていると指摘した。 （時事通信）
進駐の可能性排除できず＝クルド人国家創設を警戒−トルコ
【ディヤルバクル２６日時事】トルコ軍のオズコク参謀総長が２６日、イラク北部への軍部隊増派の際には、米国と調整する意向を表明、大規模進駐方針をやや軟化させた。しかし、「治安が脅かされれば増派する」としており、事態の推移を見極めた上で進駐に踏み切る可能性は十分ありそうだ。
トルコの姿勢が変化した理由は、国際社会の反発にあった。米国や欧州連合（ＥＵ）は、トルコの進駐は「混乱に拍車を掛ける」とけん制。ベルギーは「トルコのＥＵ加盟に影響する」と警告し、トルコは孤立感を深めていた。
しかし、トルコが簡単に譲歩するとは考えにくい。進駐の理由として難民保護などを挙げてきたが、本音では対イラク戦に伴うクルド人の独立国家創設を警戒しているためだ。 （時事通信）
米国などの消火チーム、イラク南部でさらに2油井の火災鎮火に向け準備 対イラク戦争、今後2週間から1カ月続く公算＝軍事アナリスト ［ドーハ ２５日 ロイター］ 軍事アナリストらは、米国主導の対イラク戦争について、今後２週間から１カ月は続くとの見通しを示している。さらに、イラク全土を制圧し、都市部の治安が回復する時期については、見通しが立たないという。 フランスの国際戦略関係研究所のバルテルミー・クールモン氏は、「イラク国民には、前回の記憶がある。米国は、バスラで蜂起した住民を支援せず、フセイン大統領による大規模な報復を受ける結果となった」と指摘する。 米英軍にとって、イラクの民衆がフセイン大統領に対して蜂起するとの期待を戦略に組み入れていたことも、誤算の１つとなりつつある。 米財務省は２５日、在米のイラク政府の資産約１４億ドル（約１７００億円）をニューヨーク連邦準備銀行の特別口座に集約、接収の準備が完了したと発表した。同資産は９１年の湾岸戦争以降、フセイン政権への経済制裁の一環として、同資金をイラクの戦後復興に充てるため、接収すると発表した。（毎日新聞） 【ニューヨーク２６日時事】２６日付のニューヨーク・タイムズ紙（電子版）は、米英軍がイラクの首都バグダッドで地上部隊による戦闘を開始する前に、同国南部でのゲリラや民兵の撃退に全力を挙げる作戦に切り替えたと報じた。これにより、地上部隊の首都進撃が数日遅れるとの見通しを米英軍高官が示唆したとしている。 （時事通信） 【ワシントン２６日時事】２６日付の米紙ワシントン・ポストはイラクでの戦況を論評した記事の中で、１週間にわたる猛烈なバグダッド空爆にもかかわらず、「フセイン政権の抵抗姿勢が弱まった兆候はほとんど見られない」と指摘した。 英政府に近い軍事関係者は２５日、少なくとも３〜４小隊の米英特殊部隊が、イラク戦争開戦２日後（２２日）にバグダッドに潜入したことを毎日新聞に明らかにした。フセイン大統領暗殺を図るミサイル攻撃などの精度向上のため、電波通信機器を市内に搬入し設置するのが主な任務という。（毎日新聞） ＜米国＞トルコに８５億ドルの金融支援の実施方針を提示 ブッシュ米大統領は２５日、議会に提出したイラク戦争関連の補正予算編成の要求で、トルコに対し無償資金援助１０億ドルを含む最大８５億ドル（約１兆２００億円）の金融支援の実施方針を提示した。イラク北部のクルド人支配地域へのトルコ軍侵攻を阻止などの狙いがあると見られている。（毎日新聞） ［ベオグラード ２５日 ロイター］ セルビア・モンテネグロのセルビア共和国警察は、１２日に起きたジンジッチ前首相暗殺の実行犯として、警察特殊部隊のヨバノビッチ副司令官を逮捕した。政府が２５日明らかにした。 ＜イラク戦争＞ナジャフの施設「化学兵器工場でない」 米長官 米軍がバグダッド南方のナジャフで見つけた化学兵器工場の疑いのある施設について、パウエル米国務長官は２５日、「調査したが、兵器工場ではなかった」と正式に否定し、なお大量破壊兵器探しを続ける方針を説明した。一方、米国防総省幹部はＡＰ通信に対し、「９８年以降、化学兵器が製造された形跡はない」と語った。（毎日新聞） ＜イラク戦争＞米、電磁波爆弾初使用か バスラでは住民蜂起？ カタール駐留の英軍報道官は２５日、イラク南部のバスラで、一時フセイン政権に対する住民の蜂起が起きたと語った。英軍は蜂起をバスラ制圧の糸口として市内突入の構えを見せている。また米ＣＢＳテレビは２５日、「米軍が電磁波爆弾を初めて実戦に使用し、イラク国営テレビなどの放送を一時まひさせた」と報じた。（毎日新聞） ペルシャ湾北部の米空母キティホークの海軍当局者は２５日夜（日本時間２６日未明）、空母艦載機ＦＡ１８戦闘攻撃機が首都バグダッドの南方約８０キロのカルバラで２５日にクラスター（集束）爆弾２発を投下したことを明らかにした。イラク戦争で空母艦載機がクラスター爆弾を使用したのは初めて。（毎日新聞） ＜イラク戦争＞首都南方で最大の地上戦 米、電磁波爆弾初使用か 米主要メディアによると、イラクの首都バグダッド攻略をめざして北上している米軍地上部隊は米東部時間２５日午後（現地時間同日深夜から２６日未明、日本時間２６日午前）、首都南方約１６０キロのナジャフ近郊でイラク軍と激しい戦闘を展開、２００人近いイラク兵が死亡した。開戦以来、最大規模の地上戦とみられる。また、カタール駐留の英軍報道官は２５日、イラク南部のバスラで、一時フセイン政権に対する住民の蜂起が起きたと語った。蜂起は再燃する可能性があり、英軍は蜂起をバスラ制圧の糸口として市内突入の構えを見せている。米ＣＢＳテレビは２５日、「米軍が電磁波爆弾を初めて実戦に使用し、イラク国営テレビなどの放送を一時まひさせた」と報じた。 【ワシントン中島哲夫】２５日深夜から始まったバグダッド南方ナジャフ付近での交戦で、米陸軍第３歩兵師団はイラク側の１５０〜５００人を殺害した。米ＣＮＮテレビなどが伝えた。米側に戦死者が出たとの情報はない。米地上部隊はバグダッドに迫っており、首都近郊で待ち受けるイラクの精鋭、共和国防衛隊メディナ師団などと近く本格交戦する見込みだ。 ナジャフ付近での戦闘は、まずイラク側が米部隊にロケット砲で攻撃をかけて始まった。米側は主にブラッドレー歩兵戦闘車両に搭載した２５ミリ砲で反撃した模様で、イラク側に大被害を与えた。 また、イラク側の部隊の兵士らは徒歩だったというが、詳細は不明。ＡＰ通信は共和国防衛隊と準軍事組織の混成だったとする米当局者の話を伝えている。 一方、米軍は２６日朝（日本時間同午前）、バグダッドのイラク国営テレビなどを攻撃。ＣＢＳテレビは新兵器の電磁波爆弾が使われ、同テレビの放送が数時間中断されたと報じたが、米国防総省は確認していない。使用が事実とすれば、初の実戦使用。 電磁波爆弾 「高出力マイクロウエーブ爆弾」とも呼ばれる新型兵器。アフガン戦争で実験的に使われたとの情報もあるが、米軍が極秘に開発しており、詳細は専門家の間でも知られていない。米メディアの報道などによると、高エネルギーの電磁波を放射することによって、コンピューターや電話など電子・通信機器を使用不能にする。主に巡航ミサイルに搭載される。今回のイラク戦では、フセイン政権の指揮系統をまひさせることなどが目的だ。（毎日新聞） 【ロンドン＝飯塚恵子】英ＢＢＣ放送は２５日、イラク南部の要衝バスラで、対イラク開戦後初めての民衆による大規模な反体制暴動が発生したと伝えた。 英軍事情報筋によると、暴動はイラクの支配政党バース党に反発するシーア派民衆によるもので、イラク軍はバース党の打倒を叫ぶ民衆に対し、迫撃砲などで砲撃したという。暴動参加の人数などは不明だが、「数千人規模」との情報がある。 カタールの英軍広報官は２５日、英スカイニューステレビに対し、「シーア派の民衆はバース党を襲おうとした。これに対し、イラク軍が民衆に向けて迫撃砲を撃ったため、我々はイラク軍に反撃した」と語り、英軍が反体制派の民衆を援護射撃したことを明らかにした。 米英軍は、反体制派民衆の動きがフセイン体制の内部崩壊の兆候と注視する一方、ラムズフェルド米国防長官は、１９５０年代の東欧の民衆反乱を例に挙げ、自制をうながした。 バスラはイラク第２の都市。米英軍は地上軍の進攻直後にバスラ防衛の正規軍を押さえ込んだが、市内にはフセイン政権に忠実な民兵組織が残り、米英軍への抵抗を続けていた。また住民の多数は、シーア派で、スンニ派のバース党に対する不満が従来から高まっていた。 イラクのサハフ情報相は暴動の発生について「でっち上げ」と否定している。（読売新聞） 米英軍、イラク人3500人以上を捕虜に＝米国防長官 ２３日にイラク軍が南部の要衝ナシリヤ近くで複数の米兵を捕虜にした戦闘には、サダム・フセイン大統領（６５）の長男ウダイ氏（３８）率いる軍事組織「サダム・フェダイーン（サダムの戦士）」が深くかかわっていたとみられる。隊員約２万。ゲリラ戦を主体にし、白旗を掲げて降伏を装い、いきなり攻撃に転じるなど「だまし討ち」もいとわない恐怖の部隊。二男クサイ氏（３６）率いる共和国防衛隊に対抗して、ウダイ氏が設立したとされる。 サダム・フェダイーン（サダムの戦士）は、「殉教者軍団」とも呼ばれる神出鬼没のゲリラ部隊で、だまし討ち、自爆攻撃などもいとわないとされる。９１年湾岸戦争後、正規軍の士気低下やイラク国内の反政府勢力の台頭、国民の監視強化を背景として９５年３月に編成された。支配政党のバース党に所属、ウダイ氏が責任者を務め、大統領の信頼する部族出身の志願兵１万８０００〜２万人で構成されているという。４万人以上という情報もある。 米国防総省当局者などによると、サダム・フェダイーンの部隊は軍服を身に着けず、民間人を装い４輪駆動車や小型トラックを使って、常に少人数で移動。自動小銃やロケット式手りゅう弾などの小火器による攻撃が得意という。２３日には、南部ナシリヤ付近で米補給部隊の車列を襲撃、複数の米兵を捕虜にした戦闘に関与しているとみられる。 機動力に加えて同部隊の大きな特徴が「だまし討ち」「自爆作戦」など、手段を選ばない攻撃だ。カタール米英中央軍司令部によると、白旗を掲げて降伏を装い、近づいてきた米兵をいきなり攻撃したという。また民間人を装い、進撃した米兵を歓迎するふりをして、突然、攻撃に転じたという情報もある。さらに、米英軍そっくりの戦闘服を大量に発注したともいわれ、新たなゲリラ戦術に出る可能性もある。 最も精鋭とされる「ゴールデン・カンパニー」と呼ばれる集団は、戦って死ぬのは名誉だとの意識を強く持っているとされる。米軍関係者は「パレスチナ過激派のような自爆攻撃をやりかねない」と警戒を強めている。自爆攻撃を専門に行う部隊もあるとみられる。さらに、投降しようとする自国の正規兵や、政権に反抗的な民間人を監視、場合によっては抹殺する部隊もあるという。 サダム・フェダイーンが暗躍する背景に、同部隊を率いるウダイ氏と、二男クサイ氏の対立関係があるとみられる。フセイン大統領はクサイ氏を後継者とする意向で、すでに共和国防衛隊、特別共和国防衛隊など正規軍中枢のトップに任命している。巻き返しを図るウダイ氏が、クサイ氏の共和国防衛隊に対抗して同部隊を設立、強化しているといわれる。 ウダイ氏は、入団した隊員に車や土地を与え、最新兵器を次々導入するなど、金銭、環境両面で正規軍を超える待遇で、若い志願兵を中心に勢力を伸ばしている。また、オリンピック委員会委員長やテレビ会社経営者としての人脈や、父の権力を背景に密輸で得た資金なども同部隊の強化に役立てているという。今回の戦争では、共和国防衛隊がバグダッド周辺を守り、サダム・フェダイーンが南部でゲリラ戦などを担当している。 過去の軍事パレードなどには、隊員が白装束のような服で顔や全身を隠して登場した。実体はイラク人でもほとんど知らず、ベールに包まれた存在だ。今後も南部を中心に、徹底したゲリラ戦術で米英地上軍に挑むとみられる。 イラクのＧＰＳ妨害システム6基全て破壊＝米中央軍 対イラク国境に戦車集結＝北部進駐へ厳戒態勢−トルコ軍 【ディヤルバクル（トルコ南東部）２５日時事】対イラク国境付近に集結した何百台もの戦車や軍用車両−。トルコは国際社会の反対を押し切りイラク北部への進駐を強行する構えを見せているが、英ＢＢＣ放送は２５日、報道陣の立ち入りが禁じられているトルコ南東部の町シロピ郊外の軍事封鎖区域の様子を伝えた。 ＜米軍戦闘機＞味方の迎撃ミサイルを破壊 レーダー誤認で爆撃 米中東軍司令部が２５日、明らかにしたところでは、米軍のＦ１６戦闘機が２４日、イラク南部ナジャフに設置した味方の迎撃ミサイル「パトリオット」の発射台を爆撃し、破壊した。レーダーがＦ１６に誤って照準を合わせたことから、撃墜を避けるため破壊した。死傷者はいなかった。敵機と誤認した原因は分かっていない。（毎日新聞）
［ドバイ ２６日 ロイター］ クウェートと米国の消火チームは、悪天候に消火活動を阻まれながらも、イラク南部のルメイラ油田で、さらに２つの油井の火災鎮火に向け、準備を行っている。
クウェート石油当局高官が明らかにした。
米国のブーツ＆クーツ・インターナショナル・ウェル・コントロール
ＫＯＣの消火チームリーダーは、消火現場から電話でロイター通信に、「われわれは２７日に、１油井の火災の鎮火を試みる。米国チームも１油井の火災を鎮火すれば、残りは４油井の火災を鎮火するだけだ」と語った。（ロイター）
戦争は、この日で６日目を迎えたが、砂嵐やイラク兵の抵抗、住民の冷淡な反応などで、米英軍は苦戦を強いられている。アナリストらは、人口密集地を制圧しないままバクダッドに一気に攻め上がる戦略が成功するかどうかは、南部のイラク住民が米英軍をどれだけ歓迎するかにかかっている、とみている。ただ、１９９１年に蜂起した一部イラク住民を米国が支援しなかった苦い記憶から、住民の中には依然根強い不安と恐怖が残っているという。
一方、イラク軍や私兵組織サダム・フェダイーンは、制圧されていない都市や砂漠地帯を拠点に、進攻する米英部隊に対して反撃を加えている。
また、北方に位置するトルコの基地から出撃できなくなったことも、戦争長期化の大きな原因になるとみられている。トルコの基地を使用して北方から攻め込めなくなったことから、バクダッド北側の逃避ルートを封鎖して町を包囲するには、南側から町を迂回する必要があるためという。
クールモン氏は、「このため、バクダッドを包囲できる時期が非常に読みにくくなった。町全体を包囲するには、４─５日要することになろう」と述べた。
ドイツの外交関係評議会で安全保障・防衛アナリストを務めるフランク・ウンバッハ氏は、「米国防総省は、これほどの抵抗を予想していなかったと思う。南部では、期待していたほど米英軍が歓迎されていない。しかし、９１年にシーア派の人々が味わった深い絶望感を考慮する必要がある。彼等がフセイン政権に反発する可能性はあっても、米国主導の政権を支持すると保証する理由はない」と述べた。
フセイン大統領が勝利するとみているアナリストはいないが、同大統領が休戦に持ち込み、勝利宣言する可能性はあるとみられている。
ウンバッハ氏は、「（フセイン大統領は）軍事的な勝利を望めないことは認識している。湾岸戦争時に比べ、米国の技術的な優位性は飛躍的に大きくなっている。フセイン大統領には、戦争を長期化させて、うまくすればアラブ諸国の民衆を動かし、休戦に持ち込む手段しか残されていない」と述べた。（ロイター）
＜イラク資産＞米国内の１７００億円、接収準備が完了 米財務省
南部の民兵撃退に作戦変更＝米英軍、首都進撃に数日の遅れも−ＮＹタイムズ
政権弱体化の兆候見えず＝空爆効果を疑問視−米紙
同紙はその根拠として、(1)大量の投降が起きていない(2)幾つかの指揮命令系統は依然として機能している−ことなどを挙げた。米英軍は２５日も首都空爆を継続したが、攻撃の対象は当初の政権中枢から共和国防衛隊に拡大している。 （時事通信）
＜イラク戦争＞米英特殊部隊、すでにバグダッドに潜入
セルビア警察、前首相暗殺の実行犯を逮捕
同部隊は、１９９０年代の旧ユーゴスラビア時代、当時のミロシェビッチ大統領の下で弾圧組織として活動していたもので、警察はこの部隊の解散も決めたという。
同部隊は、北部に拠点があり、隊員は数百人とみられている。
ヨバノビッチ容疑者については、ジブコビッチ首相が逮捕を確認している。（ロイター）
＜イラク戦争＞米空母艦載機が集束爆弾を投下 バグダッド南部
バスラ反体制暴動にイラク軍砲撃…英報道
イラク戦争は石油が目的ではない＝元大統領
［サンアントニオ ２５日 ロイター］ ブッシュ米大統領の父親であるジョージＨ．Ｗ．ブッシュ元米大統領は、イラク攻撃の反対派について、石油のための戦争と考えるなら間違っている、と見方を示した。
同元米大統領は、米国石油化学会議の会合で、「反戦派は“石油のための戦争はやめろ”と主張しているようだ」とし、イラクのクウェート侵攻を受けた湾岸戦争時の反戦派のプラカードを思い出す、と述べた。
同元米大統領は、「今の反戦派の主張は１９９０─１９９１年当時の反戦派と同じだ。これは石油のためではない。もし戦争が石油のためならば、何故、クウェートは今も自国の石油を支配しているのか」とし、「我々は石油を支配しようと意図したことはない」との考えを示した。（ロイター）
［ワシントン ２５日 ロイター］ ラムズフェルド米国防長官は、米英軍が、イラク攻撃開始から５日間で、３５００人以上のイラク人を捕虜とした、と発表した。
また、「多数」のイラク人兵士が投降しているという。
国防総省の会見で明らかにした。
長官は、イラク人捕虜がジュネーブ条約にしたがって処遇されているとし、イラクに対しても、米兵捕虜に同様の処遇を求めた。
長官は、「多数のイラク兵が投降している」と発言。戦争がいつ終わるのかについては、明言を避けた。
また会見に同席したマイヤーズ統合参謀本部議長は、「捕虜の数は４０００人近くに達している」と発言した。（ロイター）
ウダイ氏統率恐怖のサダム・フェダイーン
［アッサイリヤ米軍基地 ２５日 ロイター］ 米中央軍は、イラクが保有するＧＰＳ妨害システム６基全てを破壊したと発表した。
中央軍のレナート少将は、「イラクはＧＰＳ妨害システムを他国から調達して使用していた。しかし、我々はそれらの位置を把握し、昨晩までの空爆で６基全てを破壊した。彼らは我々を妨害することはできなかったし、我々はそのうちの１基を、ＧＰＳ兵器で破壊した」と述べた。（ロイター）
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映像は走行中の車の中から撮影されたもので、軍事基地に隣接した区域を戦車などの軍用車両が埋め尽くしている。多数のトルコ軍兵士の姿も映し出した。この場所から数キロの地点に対イラク国境のハブル検問所があり、進駐時にはここから部隊が入るもようだ。 （時事通信）
http://csx.jp/~gabana/Sizen/Zizi/world/Iraq/Iraq-news0303-26.htm
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