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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(28日)労働党の議員がアッバス議長と会談
★(29日)ローマ法王がアウシュビッツを訪問
★(30日)エルサレムでの自爆を国防軍が阻止
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2006年5月28日（日）
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＊１０日間以内にイスラエルの存在を承認しないなら、住民投票を行う
とのアッバス議長の通告にハマスが反発。アッバス議長は、イスラエ
ルの存在を暗黙のうちに認める和平案の承認を求めている。(H,P)
＊イスラエルとの平和共存について住民投票を行うなら、他国にいるパ
レスチナ難民も含めるべきだとＰＦＬＰ指導者が提言。しかし、外国
にいる難民の投票参加は非現実的と見られている。(H)
＊シャロン前首相がハダサ病院からテルアビブのテル・ハショメル病院
の特別病棟に転院。長期療養を目指す。(H,7)
＊ロンドンのシンクタンクがイランの核武装は早ければ２０１０年だと
の予想を発表。交渉で阻止するのは困難だと分析した。(P)
＊オルマート首相の訪米後、米国各紙の掲載した論説は、一方的分離政
策に否定的だったことが判明した。(P)
＊労働党のアヤロン議員がラマラで昨日、アッバス議長と会談。ファタ
ハとハマスの連立政権が２ヶ月以内に誕生し、イスラエルとの和平交
渉が再開されるとの見方を示した。(H)
＊英国教授会が月曜日にイスラエルをボイコットする決議を予定してい
るため、ユダヤ人の教育関係者が反対署名中。しかし、英国の学会は
親パレスチナ感情が強く、決議は通るとの見方が強い。(H,P)
＊イスラエル国防軍兵士を戦争犯罪により英国で起訴する運動を進めて
いたメイナード弁護士のイスラエル入国を内務省が拒否。同弁護士は
反発し、世界各国でさらに運動を進めると語っている。(P)
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2006年5月29日（月）
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＊日曜早朝、ヒズボラがイスラエルに向かって一斉に多数のカチューシ
ャロケット砲を発射。国防軍基地などが被害を受けた。国防軍はミサ
イルなどで激しい反撃を行い、ヒズボラの拠点を破壊した。(P,H,7)
＊政府が２４の違法入植拠点の撤去について入植者組合との話し合いを
開始。無血での交渉による撤去を目指すが、どうしても同意が得られ
なければ首相は強制撤去に踏み切ると見られる。(P,H,7)
＊来週日曜にシャルムエルシェイクでオルマート首相がムバラク大統領
と会談すると、両国が発表。一方的分離が議題になる見込み。(H)
＊社会保障で暮らす人々に勤労と社会復帰を促す「メハレヴ」という計
画の参加者が「弱者いじめだ」とデモ。発足以来１０ヶ月になるこの
計画は、所轄官庁が決まらず人々に仕事を提供できていない。(P,H)
＊イランがヒズボラに射程距離２００キロのミサイルを提供していたこ
とが判明。固体燃料のため誘導不能だが、テルアビブまで届く。簡単
に持ち運べるため発射基地の先制攻撃が難しい。(H)
＊超正統派の両親が宗教上の理由で抗生物質治療を拒否したため一歳児
が死亡。裁判所が脊髄液の採取を命じたところ暴動が起こり、暴徒が
遺体を奪い勝手に埋葬した。警察は埋葬場所を捜している。(P,H)
＊米国長老派教会の有志が、１１人の調査団をイスラエルに派遣。長老
派教会はイスラエル関連企業へのボイコットを実施中だが、このグル
ープは今年の大会でこの措置の撤回を求めて行く。(P)
＊ローマ法王がアウシュビッツ収容所跡を訪問。「ユダヤ抹殺を目指し
た人々は、アブラハムの神を殺そうとした」と語った。自らもドイツ
人である法王は、ナチスを生んだドイツ人の罪を認めた。(H)
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2006年5月30日（火）
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＊イスラエルに対してロケット砲を発射していたイスラム聖戦のメンバ
ーを国防軍がミサイルと特殊部隊で攻撃。ガザ撤退後最大規模の攻撃
となり、パレスチナ人４人が死亡し、６人が負傷した。(P,H)
＊エルサレムで自爆テロを目指していた２人のパレスチナ人を国防軍が
逮捕。所持していた７キロの自爆ベルトは安全に処理された。(P,7)
＊「３０日以内に自治政府をやめなければ永住権を取消す」と内務省が
東エルサレム選出のハマス議員に通告。議員らは最高裁に訴える構え
だが「存在を認めない国の裁判所に訴えるとは」と皮肉る声も。(P,H)
＊カナダに多くのアルカイダ工作員がいると、情報機関の幹部が証言。
カナダ国籍を持つ人々の間にテロ組織が浸透しているという。(P)
＊武装勢力間の対話集会をラマラではなくガザで開催するようにハマス
がファタハに要求。ハマスはガザが地盤であるため。(P,H)
＊英国の教授会がイスラエルの研究者をボイコットすることを正式決議。
英国政府も遺憾の意を表明した。(P,H)
＊自治政府のザハル外相が国民投票は「お金の無駄」だと非難。パレス
チナ人がイスラエルとの共存を認めるはずは無いと語った。(P,H)
＊英国とガザに本部を置き、福祉団体の名目でハマスに送金を行ってい
たパキスタン系英国人を、シンベトが３週間前に逮捕していたと発表
した。この人物は英国に強制送還される予定。(P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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