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□過去2年間で外国人誘拐は400人超 在イラク米大使館の内部文書 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2026665/detail
過去2年間で外国人誘拐は400人超 在イラク米大使館の内部文書
【アルジャジーラ特約30日】在イラク米大使館が作成した同国内の誘拐事件についての報告文書によると、2004年4月以来、外国人400人以上が誘拐されて人質となり、イラク人は一日平均30人が拉致されている。
同大使館の人質問題作業斑(HWG)が作成した報告書をアルジャジーラが入手したもので、同報告書は「過去3週間までの集計では・・・439人以上の外国人が誘拐されている」と記述している。うち17人が女性。
人質の解放率は65%で、18%が殺害され、17%が未解決。
解放され、自由の身になった人たちは身代金を支払ったか、救出されたかで、中には自分で脱出した者や誘拐者によって解放された者もいる。
人質の出身国は60カ国以上に及び、その筆頭国はトルコ、ヨルダン、米国、エジプトである。
人質の職種で見ると、最も多いのが多国籍軍との契約雇用者で、ビジネスマンと労働者を含めて165人、次いで、トラック運転手63人、ジャーナリスト39人、人道活動家23人、外交官15人など。
同報告書によると、イラク人が主として標的になり、一日に5人から30人が連れ去られている。多くの場合、身代金で解決されており、その額は概して1万米ドルから5万米ドルである。同報告書は、誘拐者に対して数十万ドルが支払われた事例も挙げている。
報告書はイラク人誘拐の関連で、「支払われた身代金の多くは犯罪組織の手に渡っているが、相当部分が反政府分子やテロ集団に流れている」と述べている。
一方、英タイムズ紙は先週、公式には認めていないものの、フランス、ドイツ、イタリアはイラクで誘拐された自国民人質を解放させるために、総計で約4500万ドルを支払ったと報じた。
ヨルダン、ルーマニア、スウェーデン、トルコの各国政府も人質解放のために身代金を支払い、それとは別にイラク復興事業に加わっている米国企業の数社も支払っていると伝えられる。
タイムズ紙によると、英国はこれまで身代金を支払っていないが、誘拐団と接触する努力の中で、いわゆる「仲介料」を支払っていると信じられる。
イラクには現在、米軍を大多数とする外国軍隊、約15万人が駐留している。イラク人の警官や兵士数千人が多国籍軍によって訓練を受けている。軍隊がこれほど多く展開しているにもかかわらず、イラクは殺人と無法状態に冒されたままである。(翻訳=ベリタ通信・日比野 孟)
2006年05月31日14時37分